2011年03月19日

日曜は天気下り坂、強風も続く

今日も18時56分頃、茨城県で震度５強の強い余震がありました。まだまだこの後も強い余震に注意が必要です。

▽現地からのリポート
「大地震後は、かなりの被災者の方が水を取りに来ていたので、給水できるまでに３時間やそれ以上かかってましたが、今はだいぶ落ち着いてきて、浄水場に行けばすぐに給水できるまでになってました」
(福島県いわき市　3/19)

◆日曜日の被災地の天気
－天気下り坂、外での作業は昼過ぎまで－

◎外での作業は昼過ぎまで
　２０日（日）は天気が下り坂。だんだん雨が降り出します。北部では雪、南部では冷たい雨になります。雨に濡れて体温が奪われないように、外での作業は昼過ぎまでを目安にするとよさそうです。「空が暗くなってきたり、山が雲に隠れたら」雨が降り出すサインです。空の変化にご注意ください。
※尚、南部ではしっかりと雨が降ります。雨水を貯めることができそうです。

◎強風にも注意を
　強風が続きます。高い所の作業や、クレーン作業には十分注意が必要です。また、地上にあるものが舞い上がり、細かな瓦礫やトタンが飛んでくる恐れもあります。砂ぼこりは、マスクや布で対策を。　

◎[大潮]浸水や冠水に注意
　現在、大潮の時期であり、海の近くでは浸水や冠水に注意が必要です。

今回の地震の影響で、東北～関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがっています。特に、宮城県牡鹿半島～岩手県南部の沿岸で推定１m以上も沈下しました。
このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が特に高くなる大潮の時期には、一層の注意が必要です。また、大潮の時期に低気圧の通過等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性があります。
▼大潮の時期
3/18～26､4/1～11、4/16～24

◎雪崩に注意
　余震や気温上昇に加えて雨。融雪・凍結・積雪の繰り返しで、山では雪崩の発生に注意が必要です。
→雪崩が発生しそうな斜面には近寄らないようにしてください。

◎電気が使用できない場合の寒さ対策
　－毛布の中に新聞紙を丸めて入れると、断熱効果が上がり、保温しやすくなります
　－首・手首・足首をなるべく温めるようにしてください。
　－お湯がある場合：ペットボトルにお湯を入れ、タオルで巻いて湯たんぽがわりに

●各地の雪の時間や気温は、【ピンポイント天気】でご確認いただけます。

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◆今一番ほしいものは？
●安否情報　●元気・笑顔　●電気・ガス・水道　●食事
被害が大きかった太平洋沿岸では、まだライフラインが復旧しておらず、強い必要性を求められています。
内陸では“元気・笑顔”が多くなっていますが、安否情報を求める声も見られます。

関東では、“元気・笑顔”が多数を占めている一方で、やはり、茨城の沿岸では、ライフラインが復旧していないことがわかります。節電など、みんなで協力して乗り切っていきたいですね。

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◆地震・津波　今後の注意点
■日本付近で震度６強以上の地震は、今までの例で平均２～３年に１回。
　今回はわずか１週間のうちに３回も起こっており、活動が非常に活発な状態となっています。

■余震の数は、地震発生後２４時間でだいぶ減るのが今までのパターンですが、今回は違っています。Ｍ５以上の余震だけを積算すると、４日間ですでに２００回以上。過去の大地震と比べても非常に多くなっています。

■余震は、活発化と沈静化を繰り返しています。一旦落ち着いても、再び活発になる可能性が高くなっています。

■気象庁によると、Ｍ７クラス・震度５強以上の地震が、２１(月)１５時までに発生する確率は、３０％。余震の発生確率がなかなか減らない状態。いつどこで起きてもおかしくない状況が続いています。

■Ｍ７クラスの地震というのは、沿岸で発生したら震度６弱から５強程度。地盤が悪ければ震度６強のこともあります。本震が大きかったため、余震の規模もまた大きくなります。海の方で発生したら津波の可能性もあります。揺れが起きたときは、海からすぐに離れて下さい。

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◆福島原発周辺の風向き
１９(土)の夜は、西風となる予想です。

２０(日)になると、南南東～南風になる予想です。

１時間ごとの風向きは↓
【ピンポイント天気】でご確認いただけます。

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◆計画停電に関して
▽計画停電：詳細なリスト(PDFファイル)
東京都／群馬県／栃木県／茨城県／埼玉県／千葉県／神奈川県／静岡県／山梨県
▽グループごとの停電時間
東京電力HPへ