まず、なぜ花粉光環では虹色が見えるのかというと、「回折」という現象によって、光が曲げられたり、散乱したりしているからです。
太陽の光が雲の粒や花粉の粒などの障害物にぶつかると、それぞれの波長に応じて、障害物の後ろにまわりこむように曲がります。これを「回折」現象といいます。
曲がった光は、ちょうど輪を描くように集まります。このとき、赤系の光ほど大きく、青系の光ほど緩やかに曲がるため、赤色を外にして虹色の環ができるのです。
太陽の光が雲の粒や花粉の粒などの障害物にぶつかると、それぞれの波長に応じて、障害物の後ろにまわりこむように曲がります。これを「回折」現象といいます。
曲がった光は、ちょうど輪を描くように集まります。このとき、赤系の光ほど大きく、青系の光ほど緩やかに曲がるため、赤色を外にして虹色の環ができるのです。
クッキリとした虹色が現れるワケ
光環の虹色の濃さは、障害物となる粒の状態によって変わります。
「粒の大きさが揃っているほど、きれいに色が分離する(虹色が濃くなる)」という特性があるのです。
スギ花粉の直径は、約30μm~40μm(0.03mm~0.04mm)でおおむね揃っています。
また、花粉の1粒1粒を見てみると、実はまん丸な球体ではなく、球体から小さな突起が出ている形をしています。この突起があるからこそ、空気中では同じ方向を向きやすく、花粉の粒が揃っているような感じになります。
このように、花粉は粒の大きさが揃っているので、回折によって曲がった光が虹色にきれいに分離して、濃く見えやすくなります。
「粒の大きさが揃っているほど、きれいに色が分離する(虹色が濃くなる)」という特性があるのです。
スギ花粉の直径は、約30μm~40μm(0.03mm~0.04mm)でおおむね揃っています。
また、花粉の1粒1粒を見てみると、実はまん丸な球体ではなく、球体から小さな突起が出ている形をしています。この突起があるからこそ、空気中では同じ方向を向きやすく、花粉の粒が揃っているような感じになります。
このように、花粉は粒の大きさが揃っているので、回折によって曲がった光が虹色にきれいに分離して、濃く見えやすくなります。
花粉症の人にとっては…
実際に見られたらキレイでうれしくなりそうですが、花粉症の人にとっては、これはまさに“悪魔のサークル”とも呼べる、花粉が大量に飛散しているサインです。
花粉予想をチェックして、しっかりと対策を行うようにしてください。
>>最新の花粉情報
注意)花粉光環を見る際は、建物などで遮るなどし、太陽を直視しないようにお気をつけください。
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