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2011年06月24日

雨に備えて対策を

「今日も蒸し暑いです。屋内での仕事ですが、節電の為冷房を切っての復旧工事。窓を開けていますが、室内は蒸し風呂状態です。」
(6/24 宮城県塩竈市)

24日(金)夜までは雨の恐れがあります。土砂災害などに注意して下さい。25日(土)は北部ほど日が差して外で作業をするには、まずまずの天気です。蒸し暑さも和らぎます。26日(日)には再び雨が降り出すので雨がやんでいるうちに対策を。

◆大潮時の注意
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きく沈みました。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、一層の注意が必要です。次の大潮の期間 6/30~7/3

◆23(木)の余震
23(木)6時51分頃、岩手・青森で震度5弱の地震が発生。一時、津波注意報も発令されました。(同日午前7時45分に解除)

ウェザーリポートより

「今日も、横揺れが長く強かったです。
被害は棚から本が落ちたのと、消火器が倒れた程度です。
地元の消防団は見廻りをしています。
東北本線やIGRは運転見合せ中。」
(岩手県盛岡市 6/23)

yureステーションより
岩手県花巻市のにじいろさんのyureステーションが、今回の揺れをとらえられています。
横揺れが1分以上と長時間揺れていたことが分かりました。

【今回の特徴】
・東日本大震災の余震である
・久しぶりに発生した大きな揺れ
・北米プレート上の地震であった
⇒揺れたエリアは南北方向に広がっていた
⇒関東は揺れたが東海は揺れていない

・1階と5階で揺れ方に大きな差
・東北新幹線(一関~新青森)で一部運転見合わせたなど、一部で交通への影響もあった。
各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。


【今後の余震や津波の注意点】
◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く恐れがあります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。
◆引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。
◆小さくても「ゆらゆら」とした揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」ではなく、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が離れており海底の場合もあるので、津波の可能性があります。
小さくても「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
◆現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】
【24日(金)夜】
浜通りでは北から南に向かって風が吹きます。会津や中通では陸から海に向かって吹く風です。



【25日(土)昼】
県内全域で北から南に向かって風が吹きます。


1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。



【東日本大震災調査 発表】
先日実施した東日本大震災調査の結果が発表されました。詳しくは【こちら】をご覧下さい。また、5/18から募集しておりました津波調査は、6/12(日)24時をもって締切とさせていただきました。結果はまとまり次第、発表させていただきます。多数のご回答、まことにありがとうございました。