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2011年06月21日

雨の季節が始まりましたが
22(水)は暑さに注意


高潮・高波も心配…
「まだまだ無残に残る建物やめちゃくちゃに壊れた生活品が時が経つ事錆び付いてます。寸断されてしまった道路に測量あと…。高波は、何も対処されてないけど大丈夫なの?近くには、もう一度建て直して住もうとする方もいるのに強い雨降ったら沿岸部耐えられるかなぁ~心配です。」
(福島県いわき市小名浜 6/21)

◆22(水)の天気
東北地方が梅雨入りしたとの発表もありましたが、22(水)は晴天の1日。強い日差しが照りつけて、厳しい暑さとなります。暑さに慣れていない体には、熱中症の危険が高まります。屋外の作業をされる際は、水分補給をしっかりと行って下さい。

◆大潮時の注意
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きく沈みました。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、一層の注意が必要です。
次の大潮の期間 6/30~7/3

各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。


【今後の余震や津波の注意点】
◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く恐れがあります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。
◆引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。
◆小さくても「ゆらゆら」とした揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」ではなく、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が離れており海底の場合もあるので、津波の可能性があります。
小さくても「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
◆現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】

【21(火)夜】
会津、中通り、浜通りとも、西からの風が吹きます。


【22(水)昼】
会津や中通りは西から風が吹いてきます。浜通りの南部と中部は南からの風。浜通り北部は南西の風が吹きます。中通りや浜通りは、やや強い風となります。


1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。



【東日本大震災調査 発表】
先日実施した東日本大震災調査の結果が発表されました。詳しくは【こちら】をご覧下さい。また、5/18から募集しておりました津波調査は、6/12(日)24時をもって締切とさせていただきました。結果はまとまり次第、発表させていただきます。多数のご回答、まことにありがとうございました。