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2011年06月09日

屋外作業は雨具の用意を

まるで夏の夕立…急に雨が降り出しました。
「蛙の声賑やかになったと思ったら雨がザーッ来ました。外に出ると雨の独特な臭いと共に涼しさも。ようやく暑さから解放~。音たてかなり雨降り、今静かな通り雨…遠くに雷鳴聞こえる…。でも木々や花も久しぶりの雨シャワーにしっとり嬉しそう」
(福島県福島市 6/9)

大雨は困りますが、天然シャワーは涼しくなるし砂ぼこりを抑えてくれて、たまには良いかもしれません。10(金)もザーッと一時的な雨の可能性があります。降り続く雨ではないので、屋外作業もできますが、雨具の用意をおすすめします。雷が鳴りだしたら、車の中など安全な所へ退避してください。

◆大潮時の注意
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きく沈みました。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、一層の注意が必要です。次の大潮は15(水)頃からです。

各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。


【今後の余震や津波の注意点】
◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く恐れがあります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。
◆引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。
◆小さくても「ゆらゆら」とした揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」ではなく、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が離れており海底の場合もあるので、津波の可能性があります。
小さくても「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
◆現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】

9(木)夜は、県内全般に南から北に向かって吹く風です。
10(金)は、浜通りで南~南東から風が吹きます。会津では西風です。

1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。


【津波調査 実施中】
津波が発生した時の皆さんの行動と経験を記録し、多くの皆さんと共有しながら受け継いでいきます。参加方法は【こちら】をご覧ください。
【東日本大震災調査 発表】
先日実施した東日本大震災調査の結果が発表されました。詳しくは【こちら】をご覧下さい。