台風5号(ナーリー)が関東に最接近 今夜は東北、明朝には北海道へ

2025/07/14 13:17 ウェザーニュース
このあとも足早に北上を続け、夜にかけては東北に接近する見込みで、最接近時は沿岸の一部では暴風に警戒してください。
明日朝には北海道に上陸する見通しになっています。
中心位置 銚子市の東約100km
大きさ階級 //
強さ階級 //
移動 北 40 km/h
中心気圧 985 hPa
最大風速 25 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
最新の台風情報最新の台風情報
3本の予測モデル台風進路を3者で予測
関東は最接近後に風が強まる可能性
ただ、関東では台風が北上したあと、台風に吹き込む南寄りの風が強まる可能性があります。台風最接近時に風が強くなかったとしても油断しないようにしてください。
レーダー 風モード(ウィンドフロー)をアプリで見るレーダー 風モード(ウィンドフロー)
東北や北海道では急な天気の悪化に注意
明日15日(火)朝には北海道の太平洋側に上陸する可能性があり、台風は次第に温帯低気圧に変化する予想です。
世界各国の進路予想(要ログイン)
台風ピンポイント影響予測(要ログイン)
台風の暴風域に入る確率
青森県 3 %
岩手県 42 %
宮城県 25 %
福島県 1 %
台風から離れた西日本や東海も大雨に警戒

低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むため、週後半にかけて西日本や東日本の太平洋側では雨雲が発達し、大雨となるおそれがあります。
今日は西日本の広範囲で雨が降り、局地的に1時間に50mm/h以上の激しい雨が降る見込みです。その後、明日15日(火)〜明後日16日(水)は東日本で雨が強まり、17日(木)は東海や西日本で雨雲が発達するとみています。
特に東海地方では、今夜から明日昼前にかけて「線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」と気象台が発表しました。週後半にかけての雨量もかさみ、多いところでは300mm近い大雨となるおそれがあります。地盤が緩むことで、平常時よりも少ない雨量で土砂災害が発生するおそれがあるため、傾斜地など危険な場所には近寄らないようにしてください。
今日・明日〜2週間先までの週間天気予報今日・明日〜2週間先までの週間天気予報
大雨ピンポイント影響予測(要ログイン)
本格的な台風シーズンの幕開け

台風発生数の平年値を見ると、7月は平均3.7個と一気に発生数が増える時期であることがわかります。今年も日本の南海上は熱帯低気圧が発生しやすい環境となっていて、今後も熱帯低気圧や台風の発生が続く可能性があります。
本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。
ひまわり9号衛星雲画像ひまわり9号衛星雲画像
気圧変化·頭痛対策の参考に<天気痛予報>
台風の名前
台風5号のナーリー(Nari/나리)は、韓国が提案した名称で、百合を意味する韓国語からとられています。
関連記事「台風の名前はどうやって決める?日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
レーダー 台風モードをアプリで見るレーダー 台風モード