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2011年05月09日
浸水・冠水に要注意「午前中親戚に頼まれた物を東松島市に置いて来ました。月浜は未だに瓦礫の山でした。でも親戚達は元気だったのでホッとしてます。今の塩釜はドンヨリ曇って来ました。」
宮城県塩竈市(5/9)
◆土砂災害の恐れ
9(月)夜は被災地周辺で雨が降り出し、深夜から10(火)朝は強雨の可能性があります。浸水、冠水、土砂崩れに注意が必要です。昼間は天気が回復しますが、地盤が緩んでいるので引き続き山や崖の近くには近づかないようにして下さい。また、強風にもご注意下さい。
◆満潮時は浸水や冠水に注意
震災の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤沈下が発生。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も低くなりました。地盤沈下した場所では、満潮時間前後に浸水や冠水の可能性が高まります。車の走行など注意が必要です。特に満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、冠水や浸水に対して一層の注意が必要です。
▼大潮の時期
5/18~21、6/2~4、6/16~19
◆各地の天気や気温は、【ピンポイント天気】でご確認いただけます。
【今後の余震や津波の注意点】
◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く恐れがあります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。
■引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。
■小さくても「ゆらゆら」とした揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」ではなく、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が離れており海底の場合もあるので、津波の可能性があります。
小さくても「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
■現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。
【福島原発周辺の風向き】
【9(月)夜】
南からの風が吹きます。【10(火)昼間】
西からの風が沿岸ほど強く吹きます。◆1時間ごとの風向きは、【ピンポイント天気】でご確認頂けます。
【東日本大震災調査 発表】
先日実施した東日本大震災調査の結果が発表されました。詳しくは【こちら】をご覧下さい。