東海〜九州は冬の厳しい寒さで遅い傾向に
ほたるは、冬の終わり頃から春にかけての気温が高いほど、飛び始める時期が早くなります。今年の1〜3月は西日本を中心に寒気の影響を受け、厳しい寒さとなる日が多くなりました。この先4月中旬から6月にかけては、北日本を中心に気温が平年より高くなる見込みです。
このため、ほたるの出現は西日本で例年並〜やや遅く、東日本で例年並、北日本では例年並〜やや早くなる予想です。春の高温により早い出現となった昨年と比べると、東海から九州にかけては遅い傾向のところが多くなりそうです。
このため、ほたるの出現は西日本で例年並〜やや遅く、東日本で例年並、北日本では例年並〜やや早くなる予想です。春の高温により早い出現となった昨年と比べると、東海から九州にかけては遅い傾向のところが多くなりそうです。
西日本は今月下旬から飛び始める予想

来週は沖縄からほたるが飛び始め、ほたる出現開始の「ほたる前線」は徐々に北上する見込みです。西日本では4月下旬から5月下旬に飛び始めるところが多く、5月中旬~6月上旬に出現のピークを迎えます。
東日本では5月上旬から6月上旬に飛び始めるところが多く、5月中旬~6月中旬に出現ピークを迎える予想です。
東北では6月上旬〜6月中旬に飛び始めて、6月中旬〜6月下旬に出現ピークを迎える見通しです。
北海道では6月下旬〜7月中旬に飛び始め、出現ピークは7月上旬〜下旬となりそうです。
» 都道府県別のほたる出現傾向
東日本では5月上旬から6月上旬に飛び始めるところが多く、5月中旬~6月中旬に出現ピークを迎える予想です。
東北では6月上旬〜6月中旬に飛び始めて、6月中旬〜6月下旬に出現ピークを迎える見通しです。
北海道では6月下旬〜7月中旬に飛び始め、出現ピークは7月上旬〜下旬となりそうです。
» 都道府県別のほたる出現傾向
生息環境も影響

ほたるの出現は気象的な要因だけでなく、卵や幼虫が生育する川の環境の影響も受けます。川が増水すると卵や幼虫が流されてしまうことがあり、昨年の夏から秋に低気圧や前線、台風の影響で大雨となった東北日本海側などでは、今年のほたるの出現数が減少する可能性があります。
ほたるは希少な昆虫となり、その環境を守る取り組みも全国各地で行われています。美しい光の絶景を観賞する際は、マナーを守ってやさしい気持ちで見守るようにお願いします。
» 全国のほたる情報
» ほたるを観賞する時のマナー
ほたるは希少な昆虫となり、その環境を守る取り組みも全国各地で行われています。美しい光の絶景を観賞する際は、マナーを守ってやさしい気持ちで見守るようにお願いします。
» 全国のほたる情報
» ほたるを観賞する時のマナー