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約3.5万通の応募の中から選ばれた
入賞作品を発表します。

最優秀賞エリア賞空と桜賞

最優秀賞

富山県下新川郡朝日町舟川べりの空(富山県)

この場所で、このときの気象で写せば、誰しもが雄大な桜風景をものにすることは可能ですが、作者はさらに踏み込んで、焼けた空の紅色が山や桜に反射するタイミングをねらって、見事に風景写真の完成度を高めました。特筆すべきは、白いドレスの人物を点景として配し、作品の魅力を限りなく高めた点です。大傑作といえます。

エリア賞

【北日本】

そら色の猫(青森県)

満開を過ぎ、散りゆく桜の花が池面を覆うタイミングが的確でした。さらに無風の夜空を背景に、手前の桜を大胆に取り込んだ画面構成が見事です。池に架かる朱色の橋も遠景のポイントになり、橋上の花見の人びとのシルエットが画面に動きを与え、スケール感を盛り上げています。まさに夢心地の世界です。

【関東】

よっこらしょっと🙂(千葉県)

春を惜しめと池面に散る桜花群。漆黒の空と池に怪しく浮かび上がる夜桜。遠く朱色の橋、赤い提灯の灯りが一直線に連なって画面中央に向かいながら、池に映え、夜桜の美しさを倍加させています。光宴乱舞の世界を再現した作者に拍手です。

【北陸・信越】

長野県大町市中綱湖の空(長野県)

美しい桜風景を、スバリ正直すぎるほど真っ直ぐに写した作者の姿勢に、まず拍手を送ります。わずかな波の動きを巧みに捉えることで柔らかなその場の空気感が画面全体に漂う、完成度の高い作品に仕上がりました。見る人の目と心を穏やかにしてくれる傑作です。

【東海・山梨】

愛知県一宮市木曽川堤の空(愛知県)

斜面地を歩む母娘の後ろ姿を手前に配置し、満開の桜花群を上面に構図した画面構成が秀逸。人物を大きく写しながら、風景写真として成立させている作者のアイデアと力量に感服しました。後ろ姿だからこそ伝わってくるストーリもあります。この母娘にとって一生の思い出写真として残ることでしょう。

【近畿】

滋賀県蒲生郡日野町日野川ダムの空(滋賀県)

半逆光の光線の中に浮かび上がる小島、ほぼ無風の池面にシンメトリックで静謐な光景、空をたくさん取り込んで春うららの雰囲気を作為なく写した作者の素直な心情がうかがえます。平和で長閑な春風景がここに極まっています。

【中四国】

ポンジ先輩(岡山県)

立ち並ぶ町家の切妻屋根と、道路を覆う満開の桜並木を「鳥の目」でうまく切り取っています。望遠レンズによる圧縮感を最大限に活かした表現手腕は見事。林立する電信柱が画面の中にリズムを生み出し、自然と人工美との合奏曲が奏でられています。

【九州沖縄】

りょう(福岡県)

河川の土手に護岸のために植えられた桜並木は、日本の美しい風景として各地で見られる春の典型美です。この作品は、波ひとつない静かな川面に映る花姿を画面中央でシンメトリーに構成した点が見事です。それに加えて、桜樹と土手との隙間に、はるか遠くの町並みが見られます。自然美だけでなく、人々の営みの温もりが伝わってきました。

エリア賞

2026年 桜締めくくり特番

過去の受賞作品