国内:茨城県で震度3 福島・茨城の県境は地震が多い

12日(水)23時20分頃、福島県中通りを震源とするマグニチュード4.2、深さ81kmと推定される地震が発生しました。この地震で茨城県ひたちなか市、笠間市、筑西市で最大震度3、福島県や茨城県、栃木県に広い範囲で震度2の揺れを観測しています。
福島県中通りを震源とする震度3以上の地震は昨年11月以来で、地震のメカニズムは南北方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。
茨城県の県境に近いこの領域は地震活動が活発です。深さ80〜100kmほどのやや深い地震が多く、今回の震源のやや南西では2022年にマグニチュード5.4の地震が発生し、最大震度5弱を観測しました。
近くには棚倉断層が伸びていますが、地震のメカニズムや深さから直接関係する地震ではないとみられます。
福島県中通りを震源とする震度3以上の地震は昨年11月以来で、地震のメカニズムは南北方向に張力軸を持つ正断層型と解析されています。
茨城県の県境に近いこの領域は地震活動が活発です。深さ80〜100kmほどのやや深い地震が多く、今回の震源のやや南西では2022年にマグニチュード5.4の地震が発生し、最大震度5弱を観測しました。
近くには棚倉断層が伸びていますが、地震のメカニズムや深さから直接関係する地震ではないとみられます。
国内:奄美大島近海の地震活動は落ち着く傾向

11日(火)11時10分頃、奄美大島北東沖を震源とするマグニチュード5.2、深さ62kmと推定される地震が発生しました。この地震で鹿児島県奄美市、十島村、瀬戸内町、喜界町で最大震度2を観測しています。
奄美大島の近海では9日(日)にマグニチュード5.8、最大震度4の地震が発生して以降、地震活動の活発な状況が続いていました。ただ、12日(水)以降は目立った地震がなく、14日(金)頃からは微小な地震もほとんど見られなくなっています。
奄美大島の近海では9日(日)にマグニチュード5.8、最大震度4の地震が発生して以降、地震活動の活発な状況が続いていました。ただ、12日(水)以降は目立った地震がなく、14日(金)頃からは微小な地震もほとんど見られなくなっています。
世界:グリーンランドの東でM6.5

アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しています。最も大きな地震はグリーンランドの東の海域で発生したマグニチュード6.5です。
日本時間の10日(月)昼頃にグリーンランドの東に位置するヤンマイエン島付近を震源とするマグニチュード6.5、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。ヤンマイエン島では強い揺れがあったとみられますが、島には定住者がいないため被害の報告は届いていません。
今回の震源は大西洋中央海嶺付近で、メカニズムが横ずれ型であることから、プレートが拡大する動きによって発生した地震とみられます。浅い震源のため揺れは大きくなりやすい一方で、津波は発生しにくいタイプです。
2012年には今回よりやや北西を震源とするマグニチュード6.8の地震が起きるなど、今回と同様の規模の地震はしばしば発生しています。
日本時間の10日(月)昼頃にグリーンランドの東に位置するヤンマイエン島付近を震源とするマグニチュード6.5、深さ約10kmと推定される地震が発生しました。ヤンマイエン島では強い揺れがあったとみられますが、島には定住者がいないため被害の報告は届いていません。
今回の震源は大西洋中央海嶺付近で、メカニズムが横ずれ型であることから、プレートが拡大する動きによって発生した地震とみられます。浅い震源のため揺れは大きくなりやすい一方で、津波は発生しにくいタイプです。
2012年には今回よりやや北西を震源とするマグニチュード6.8の地震が起きるなど、今回と同様の規模の地震はしばしば発生しています。
出典・参考
※日本国内の震源・震度の情報は特に記載が無ければ気象庁より。海外の震源情報は特に記載が無ければアメリカ地質調査所(USGS)より。発表機関により震源情報に差が生じることがあります。