オホーツク海を南下し北海道に到着

網走では二日前の15日(土)に、海岸から沖合にある流氷を目視で確認できた最初の日である「流氷初日」が発表されていました。ここ数日はオホーツク海に発達した低気圧があり北西の風が続いていたため、沖合の流氷が一気に岸まで到達したとみられます。「流氷初日」は統計開始以来最も遅い観測でしたが、「流氷接岸初日」は2012年と同日で4位タイの遅い記録となりました。
オホーツク海の流氷は、ロシアと中国の国境を流れるアムール川の河口付近で生まれたものが、北風や海流に押されて南へ運ばれてくるものです。
オホーツク海に大量の淡水を供給するアムール川の河口近くでは、水深50mくらいまで海水の塩分濃度が低くなるといいます。海水は塩分濃度が低くなると凍りやすくなるため、シベリアの大地から吹きつける冷たい風によって表面が凍り、だんだんと流氷が形成されるのです。
オホーツク海の流氷は、ロシアと中国の国境を流れるアムール川の河口付近で生まれたものが、北風や海流に押されて南へ運ばれてくるものです。
オホーツク海に大量の淡水を供給するアムール川の河口近くでは、水深50mくらいまで海水の塩分濃度が低くなるといいます。海水は塩分濃度が低くなると凍りやすくなるため、シベリアの大地から吹きつける冷たい風によって表面が凍り、だんだんと流氷が形成されるのです。
岸に近づいたり離れたりしながら1か月ほど滞在
網走の「海明け」の平年日は3月15日です。これから1か月ほどの間、流氷の季節が続くとみられます。
注)海明け:全氷量が5以下になり、かつ沿岸水路ができて船舶の航行が可能になった最初の日。
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注)海明け:全氷量が5以下になり、かつ沿岸水路ができて船舶の航行が可能になった最初の日。
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