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明日から寒波が襲来 三連休にかけて長引く大雪に警戒を

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2025/02/16 17:30 ウェザーニュース

17日(月)は西日本から冬型の気圧配置が強まりはじめ、19日(水)にかけて上空に強い寒気が流れ込んできます。寒気の影響は1週間程度続く見込みで、三連休にかけて期間の長い寒波となるおそれがあるため大雪に警戒が必要です。

今月上旬の寒波に匹敵する可能性も

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明日17日(月)は低気圧が北日本を通過し、西日本から順に冬型の気圧配置が強まってきます。上空の強い寒気が日本付近に流れ込み、18日(火)〜19日(水)にかけて日本海側の地域を中心に大雪となるおそれがあります。

その後も日本列島の上空に寒気が居座り、22日(土)・23日(日)天皇誕生日・24日(月)振替休日の三連休の頃まで断続的に寒気の影響を受ける見通しです。

2月上旬の寒波と比べると、上空の寒気の強さは東日本や北日本では同等クラス、西日本ではやや弱めになる見通しで、影響期間は前回と同じくらい長くなる予想です。交通や物流への影響が懸念されます。
» 寒気の流れ込み予想

山沿いを中心に1m以上 積雪増加のおそれ

17日(月)は低気圧が引き込む暖気の影響で、北陸や東北の平地では午前を中心に雨が降る予想です。午後は次第に雪に変わり、19日(水)にかけて断続的に強く降る見込みです。内陸の地域では3日間で50cm以上の雪が降り、山沿いでは1m以上の積雪の増加となるおそれがあります。

その後も三連休にかけて断続的に雪が続くため、大雪に伴う屋根からの落雪やなだれ、小屋の倒壊などが発生したり、道路の通行止めが長引き物流に影響が出ることも懸念されます。特に帯状の雪雲が流れ込みやすい北陸では、市街地でも大雪によって生活に大きな影響が出るおそれがあります。

冬型の気圧配置の強まりとともに風も強く吹き、沿岸の地域では暴風雪となる可能性もあります。吹雪による視界不良にも注意・警戒してください。
» 大雪ピンポイント影響予測(要ログイン)

影響が三連休に重なる予想ですので、旅行や冬のレジャーなどで長距離移動を予定されている方は、気象情報や交通情報をよくご確認の上、無理のない計画を立てるようにしてください。
» ドライブリスク予報

また真冬の寒さがやってくる

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今週末は少し春の気配が感じられる気温となりましたが、週明けからは再び広範囲で真冬の寒さが予想されています。例年であれば2月後半は急速に平均気温が上がっていきますが、今年は出遅れとなりそうです。

西日本では明日17日(月)から、東日本や北日本でも18日(火)からは真冬の気温が続くようになり、東京や大阪などでも最高気温が10℃に届かない日が続く見通しです。

次に気温が上がり始めるのは三連休明けとなりそうです。体調を崩さないようお気を付けください。
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