サイクロンZelia　急発達してオーストラリア北岸に上陸へ

「猛烈な勢力」の台風に相当する強さ

サイクロンZeliaは30℃を大きく上回る暖かな海面から水蒸気を供給され、急速に勢力を強めました。

ウェザーニューズで世界の熱帯低気圧の監視を行っているグローバルストームセンターの解析では、11日(火)夜の時点で中心気圧992hPa、最大風速20m/sだった勢力が、13日(木)午後には920hPa、最大風速60m/sまで発達しています。日本の台風のランクでは「猛烈な勢力」に相当する強さです。
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今日の午後には勢力を保ったままオーストラリア北部の沿岸に上陸する予想となっています。オーストラリア北部にはあまり大きな都市はないものの、進路の近くには鉄鉱石の積出港として知られるポートヘッドランドがあります。

サイクロンの動きが遅いことから上陸前から大雨になっていて、13日(木)の日降水量は多い所で300mm以上に達しました。今後も断続的に激しい雨が降り、さらに200〜300mmの大雨となる見込みです。サイクロンがそれほど大きくないため接近に伴って風が急速に強まるとみられます。
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雨や風、高波などの災害に対し気象当局は警戒を呼びかけています。
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出典・参考
気象衛星画像：NICT 情報通信研究機構