コブシとモクレンはどちらもモクレン科モクレン属
モクレンは、モクレン科モクレン属の落葉広葉樹です。モクレンといえば紫色のシモクレン(紫木蓮)と白色のハクモクレン(白木蓮)が一般的ではないでしょうか。
「どちらも中国原産ですが、シモクレンとハクモクレンは花の色以外にも大きく異なります。シモクレンは樹高4~5mほどの中高木で、根元から数本の茎が立ち上がる“株立ち”になりやすい木です。
一方のハクモクレンは樹高20mにも達します。どちらも日本に古くから渡来しており、寺院などに植栽されてきました」(小山さん)
ちなみに、ハクモクレンの花言葉は「高潔な心」だそうです。
「コブシもモクレン科モクレン属の落葉広葉樹です。別名ヤマアララギ、コブシハジカミ、種まき桜などと呼ばれます。日本や韓国、済州島に自生している樹木です。
東北地方などでは、コブシの開花が農作業を開始する目安とされる地域もあります」(小山さん)
コブシの花言葉は「友情」「歓迎」。この時期にぴったりですね。
「どちらも中国原産ですが、シモクレンとハクモクレンは花の色以外にも大きく異なります。シモクレンは樹高4~5mほどの中高木で、根元から数本の茎が立ち上がる“株立ち”になりやすい木です。
一方のハクモクレンは樹高20mにも達します。どちらも日本に古くから渡来しており、寺院などに植栽されてきました」(小山さん)
ちなみに、ハクモクレンの花言葉は「高潔な心」だそうです。
「コブシもモクレン科モクレン属の落葉広葉樹です。別名ヤマアララギ、コブシハジカミ、種まき桜などと呼ばれます。日本や韓国、済州島に自生している樹木です。
東北地方などでは、コブシの開花が農作業を開始する目安とされる地域もあります」(小山さん)
コブシの花言葉は「友情」「歓迎」。この時期にぴったりですね。
ハクモクレンとコブシの見分け方
「どちらも白い花びらを咲かせますが、ハクモクレンの花びら(に見えるもの)が9枚あるのに比べ、コブシの花びらは6枚です。
これは、花びらの下に出る3枚の“がく片”が、コブシの場合は緑色なので花びらと区別できるのに対して、ハクモクレンの“がく片”は花弁と同じ白色であるため9枚あるように見えるのです」(小山さん)
実際の花びらは、どちらも6枚ということになります。花の咲き方は違うのでしょうか。
「ハクモクレンの花の大きさは8~10cm、花びらは開ききらず、上向きに咲きます。一方、コブシの花の大きさは4~5cm、花びらは開ききり、横向きのものと上向きのものが交じります」(小山さん)
樹高はハクモクレンが8m以上あるのに比べ、コブシは4~5mとやや小ぶりだそうです。
開花はどちらが早いのでしょうか。
「地域によって異なりますが、どちらも3~4月に咲くものの、ハクモクレンのほうがやや早く咲きます」(小山さん)
モクレンとコブシはどちらも蕾を辛夷(しんい)と呼び、乾燥させたものが漢方薬として利用されているそうです。
早春に白い花を咲かせるハクモクレンとコブシ。見分けることができると、春の楽しみが一つ増えることでしょう。
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これは、花びらの下に出る3枚の“がく片”が、コブシの場合は緑色なので花びらと区別できるのに対して、ハクモクレンの“がく片”は花弁と同じ白色であるため9枚あるように見えるのです」(小山さん)
実際の花びらは、どちらも6枚ということになります。花の咲き方は違うのでしょうか。
「ハクモクレンの花の大きさは8~10cm、花びらは開ききらず、上向きに咲きます。一方、コブシの花の大きさは4~5cm、花びらは開ききり、横向きのものと上向きのものが交じります」(小山さん)
樹高はハクモクレンが8m以上あるのに比べ、コブシは4~5mとやや小ぶりだそうです。
開花はどちらが早いのでしょうか。
「地域によって異なりますが、どちらも3~4月に咲くものの、ハクモクレンのほうがやや早く咲きます」(小山さん)
モクレンとコブシはどちらも蕾を辛夷(しんい)と呼び、乾燥させたものが漢方薬として利用されているそうです。
早春に白い花を咲かせるハクモクレンとコブシ。見分けることができると、春の楽しみが一つ増えることでしょう。
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