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2011年03月25日

26日(土)は強風収まる
[25日(金)23時00分更新]

◆26日(土)の火山灰予想
噴煙は東方向へ流れる予想です。
宮崎県
高原町、小林市、都城市、宮崎市、三股町、日南市、串間市
鹿児島県
霧島市、曽於市、志布志市

◆今後の天気見解
26日(土)は大体晴れて、強い風も収まってきます。
また、今後はしばらく晴天が続きます。ただ、引き続き噴火の可能性がありますので、念のため、マスクを用意したり、コンタクトを外すなどの対策を取っておくと安心です。

◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
こちらから
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成

◆立ち入り規制4kmから3kmへ
22(火)、火山噴火予知連絡会によると、新燃岳は最盛期(2月上旬まで)に比べて、噴火活動は低下した状態で推移している一方で、地下のマグマだまりへのマグマの供給は続いており、マグマの上昇は断続的に続いていることから、今後も活動は続くとの見解が発表されました。これを受け、気象庁は、爆発的な噴火により大きな噴石が3kmを超えて飛散する可能性は低くなったと考え、火口からの立ち入り規制区域を、これまでの半径4kmから3kmに縮小しました。

◆土石流による避難勧告基準
都城市
避難勧告:1時間10ミリ以上の雨量が予測される時
避難準備:勧告の発令が予想される時
高原町
避難勧告:24時間の先行雨量が40ミリに達した時、1時間の雨量10ミリに達し、その後も1時間10ミリ以上の雨量が予測される時
避難準備:24時間の先行雨量が40ミリに達した時、1時間10ミリ以上の雨量が2時間以上継続すると予測される時
◆警戒事項◆
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。※4km→3kmになりました(3/22)
【2】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。(対象地域→宮崎県:小林市、高原町 鹿児島県:霧島市)
【3】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【4】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【5】雨の日は泥流土石流に注意が必要です。


◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。

【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。

【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。