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ゲリラ雷雨2016~今シーズンの振り返り~

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2016/10/27 09:08 ウェザーニュース

「2016年のゲリラ雷雨はどうだったのか?」ウェザーニュース会員やゲリラ雷雨防衛隊と振り返りました。合わせて、発生回数やその要因についてもまとめています。

発生回数は昨年の約2倍

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最多は千葉県503回

今シーズン(2016/7/12〜9/30)は、全国で7,498回のゲリラ雷雨が発生し、2015年より1.9倍多くなりました。最も多かったのは千葉県(503回)、次に長野県(458回)、大阪府(349回)となりました。
エリア別でみてみると、四国では昨年の7.5倍(277回)を記録。一方、最も少なかったのは北海道で、昨年の約5割にとどまりました。

8/1~31までの落雷観測地点をマップで示してみると、特に8月の前半と後半に日本列島の広い範囲で落雷を観測していることがわかります。

(↑ピンチイン・アウトで拡大・縮小)

ゲリラ雷雨調査結果

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4人に1人が、ずぶ濡れに

10/1~6の期間、2016年のゲリラ雷雨を振り返る調査を実施。
参加してくださった全国1万人以上の方のうち、27.9%が「この夏、ゲリラ雷雨に遭遇してずぶ濡れになったことがある」と回答。
2014年7月に実施したウェザーニュース傘調査では、世界35ヶ国中、傘の所持数世界トップだった日本ですが、今夏は4人に1人がゲリラ雷雨被害にあっていたようです。

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ゲリラ雷雨に遭遇した時の行動に県民性あり

「この夏、外出先でゲリラ雷雨に遭遇した」と回答した約6,500人の方に、その時の行動について聞いてみたところ…
沖縄県は、”傘を購入し予定外の出費に”という回答は全国37位と低いのに対し、”タクシーで移動し予定外の出費に” ”傘なしで移動しずぶ濡れに” ”カフェ等で有意義に雨宿り” ”迎えに来てもらった”は、いずれも2位にランクイン。
『傘を持たない』という県民性が伺える結果となりました。

ゲリラ雷雨防衛隊の満足度

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9割以上が「来年も活動したい」

今回のゲリラ雷雨調査に協力してくださったゲリラ雷雨防衛隊の方々に、活動内容を振り返ってもらったところ、9割以上の方が「来年も防衛隊として活動したい」と回答してくださいました。
画像解析やゲリラ雷雨通知への評価も高い結果となりました。

防衛隊の活動を振り返り

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隊員10万人から50万通の報告

昨年の1.9倍となったゲリラ雷雨発生回数ですが、10万人の隊員から50万通(歴代最多)のリポートが届き、ゲリラ雷雨の危険を全国平均で59分前までにお知らせすることができました。

今夏の活動を、皆さんからのリポートと一緒に2つの事例で振り返ります。
■2016年8月2日
寒気の挟み撃ちでゲリラ雷雨多発
■2016年8月14日
甲子園を襲うゲリラ雷雨

2016年のゲリラ雷雨シーズンも、たくさんの隊員の方々に参加していただきありがとうございました。今回の調査結果は、来年のゲリラ雷雨情報や防衛隊の活動に役立たせていただきます。2017年夏も、たくさんの方の参加をお待ちしています。
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