花粉プロジェクト2016

第1回花粉飛散傾向発表

【2015.10.8発表】

昨シーズンの飛散量と2015年夏の気象状況から、2016年シーズンの全国花粉飛散傾向を発表します。事前対策にお役立てください。

全国的に少なめでも
西日本は2015年の1.5〜2.5倍に!

来春の飛散量は2012年の7割増

■夏が短く8月後半は低温に

花粉飛散量の鍵を握るのは、スギ花粉を出す「雄花」の数です。雄花は夏に作られ、晴れて暑い夏になるほど多くなる傾向があります。
2015年の盛夏期(7~8月上旬)は厳しい暑さでしたが、お盆過ぎからオホーツク海高気圧の勢力が強まり、東日本を中心に冷たい空気が流れ込みやすい状況となりました。また西日本でも、8月中旬は前線、下旬は台風の影響を受け、広い範囲で雨や曇りの日が多い結果に。このため、各地とも8月下旬の気温は平年より大幅に低くなり、平年と比べると西から東日本では雄花の生育に適した夏ではありませんでした。

■西日本は「表年」

また、花粉の飛散量は1年毎に多い(表年)・少ない(裏年)を繰り返す傾向があります。2016年の花粉シーズンは、西日本が「表年」となり、飛散量が前年よりも多くなる傾向です。


これらのことから、2016年のスギ・ヒノキ花粉シーズンは全国的に飛散量が少なくなるものの、西日本では前年より飛散量が多く、特に九州北部を中心に2015年シーズンの200~250%となる見通しです。

詳しいエリアの傾向

2008年からの各エリアの花粉の飛散傾向を比較しました。詳しい各エリアのボタンをタップしてチェック!

※雄花調査について

2014年同様、2015年の秋もまだスギの雄花が生長していなかったため、第1回花粉飛散予想では、毎年サポーターのみなさんに行っていただいております「雄花調査」を実施しませんでした。

スギの雄花が生長する11月には雄花調査を実施し、みなさんからのリポートをもとに改めて第2回飛散予想を発表したいと考えております! 時期が近づきましたらお知らせさせていただきますので、今年もぜひご協力をお願いいたします。

いっしょに辛いシーズンを乗り切って行きましょう!