第1回花粉飛散傾向発表

九州南部

九州南部

2016年は2015年と同じかやや多め

花粉の飛散量は多い年(表年)、少ない年(裏年)が交互に訪れると言われていますが、九州南部では明瞭に表年・裏年が現れない傾向もあり、夏の天候が雄花の生育状況・花粉量に大きく影響することが考えられます。 2015年の夏は、梅雨明け直後などは晴れて暑い日もありましたが、十分な日照がなく、雄花の生育に不向きな状況となりました。

これらのことから、2016年春の花粉飛散量は、鹿児島県で平年の40%、宮崎県で平年の70%前後となる見通しですが、2015年と比べると、鹿児島は100%前後、宮崎は120%前後となる予想です。平年より少ない飛散量になりそうですが、昨年と同じかやや多い飛散となるため、油断せずに対策をすることをおすすめします。