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台風2号は次第に温帯低気圧に変わる
梅雨前線による大雨は引き続き警戒

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2023/06/02 16:02 ウェザーニュース

6月2日(金)15時現在、大型の台風2号(マーワー)は鹿児島県奄美市の東の海上を東北東に進んでいます。

この先は温帯低気圧に性質を変えながら、日本の南を東北東に進む見通しです。台風が送り込む湿った空気の影響で本州付近の梅雨前線の活動が活発になっており、西日本〜東日本は引き続き大雨に警戒が必要です。

▼台風2号 6月2日(金)15時現在
 中心位置   奄美市の東約170km
 大きさ階級  大型
 強さ階級   //
 移動     東北東 30 km/h
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   23 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 35 m/s
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近畿から関東を中心に引き続き大雨に警戒

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台風周辺の湿った空気が流れ込んでいるため、梅雨前線の周辺やその南側で雨雲が発達し、西日本の太平洋側や東海地方に線状降水帯が形成されました。局地的には1時間に80mmを超えるような猛烈な雨を観測しています。
線状降水帯発生状況·気象予報士解説(会員向け)

東海や関東ではこれからが雨のピークで、静岡県や愛知県東部、長野県南部の山沿いではこれまでの雨に加えて、さらに200mm前後の雨が降る予想です。関東でも広い範囲で100mm前後に達するとみられます。線状降水帯が形成された場合は、さらに雨量が増える見込みです。

短時間の激しい雨による道路冠水や、総雨量の増加による土砂災害、河川の増水、氾濫などのおそれがありますので、警戒が必要です。夜間に災害が起こることも考えられますので、暗くなる前に安全な場所に避難するようにしてください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。
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