ウェザーニュースの「予報精度」について
ウェザーニュースでは、朝5時に発表した今日の天気予報を対象に、2つの方法で予報の精度を評価しています。
一つ目が【降水捕捉率】、二つ目が【適中率】です。
「雨の見逃し」を減らす【降水捕捉率】での評価
【降水捕捉率】とは、実際に雨が降った日に、雨が降るという予報を出していた割合のことです。
天気予報がハズレるといっても、いろいろなハズレ方がありますが、特に嫌なハズレ方といえば「雨の予報ではなかったのに雨が降った」パターンではないでしょうか。
ウェザーニュースでは、ユーザーへの生活の影響が大きいこの「雨の見逃し」を少しでも減らすため、降水捕捉率を重視し天気予報の評価と改善に取り組んできました。
ウェザーニュースが予報している全国約40万地点について、毎日天気予報の評価と改善を続けています。評価方法は気象庁でも行っている方法に準じており、毎年高い水準を達成しています。気象庁が公開している降水捕捉率の数字と比較すると、2022年・2023年ともに大幅に上回りました。
>2023年のウェザーニュース天気予報精度まとめ
>降水捕捉率 検証方法説明(気象庁ホームページ)
>気象庁 天気予報検証結果(気象庁ホームページ)
「雨予報の空振り」を減らす【適中率】での評価
ただ、降水捕捉率のみで評価を行っていると雨の予報が多ければ多いほど精度が高くなり、予報が偏ってしまうおそれがあります。極端に言うと、毎日雨の予報を出していれば降水捕捉率は100%になります。
このため、予報の偏りがないかも含めて、もう一つの評価方法である【適中率】での評価も行っています。
【適中率】とは、予報全体のうち、雨の予報で雨が降った割合と、雨が降らない予報で雨の降らなかった割合とを足したものです。つまり、雨の降った所と雨の降らなかった所を合わせた精度となります。
2022年・2023年においては、気象庁が公開している適中率の数字と比較すると、各月において同等もしくは上回る月が多くなりました。
>2023年のウェザーニュース天気予報精度まとめ
>適中率 検証方法説明(気象庁ホームページ)
>気象庁 天気予報検証結果(気象庁ホームページ)
そして、人気のお天気アプリやサービスの予報精度を比較した第三者機関の調査において、2022年に続いて2023年もウェザーニュースの天気予報が予報精度(適中率)No.1を獲得しました(※)。
ウェザーニュースでは、天気予報の精度向上のため、全国13,000か所の観測網を展開し、さらにユーザーの皆さまから寄せられる天気報告や空の写真(ウェザーリポート)を天気予報に活用してきました。
今後もさらなる天気予報の精度向上に努め、ユーザーの皆さまに信頼していただける天気予報を目指してまいります。
1時間ごとの天気についても日々精度評価中
ウェザーニュースでは、今日の天気や明日の天気のような一日の天気アイコンとは別に、1時間ごとの天気アイコンも発表しています。
1時間ごとの天気アイコンについても、予報センターの精度評価チームを中心に毎日評価を行っています。評価の結果は、日々の予報チームにフィードバックされており、より精度の高い天気予報をお伝えできるように努めています。
なお、ウェザーニュースでは天気予報のはずれ報告も予報精度の改善に役立てています。天気がハズレていると感じた際には、下記のサイトからご報告ください。
※調査方法:デスクリサーチ
調査期間:2022年1月1日〜2022年12月31日、2023年1月1日〜2023年12月31日
調査概要:天気予報精度調査
調査実施:東京商工リサーチ
比較対象:「ウェザーニュース」を含む日本国内の主要な気象予報5サービス