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週末の暖かさでつぼみが一気に生長
この先は開花に向けて変化大きい時期

さくらプロジェクト 第4回つぼみ調査
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2024/03/18 17:30 ウェザーニュース

ウェザーニュースでは、開花予想精度のさらなる向上のために桜のつぼみの様子を募集するつぼみ調査を実施中です。今回は3/15(金)~3/17(日)に送られたリポートを集計した、今シーズン第4回目のつぼみ調査結果を発表します。

全国から届いた6,993通のつぼみ報告が、より高い精度の桜の開花日予想に役立てられます。
» 2024年 全国の標本木の桜開花予想日

この週末は暖かさでつぼみが生長

■エリアの傾向
▼「先が黄色に」以上の割合
    今回  前回
九州  79%  55%
四国  76%  48%
中国  77%  48%
近畿  71%  44%
東海  72%  44%
関東  67%  41%
甲信  61%  40%
北陸  70%  50%
東北  60%  33%
北海道 2%   0%
※集計期間
第3回:2024年3月8日(金)〜10日(日)
第4回:2024年3月15日(金)〜17日(日)

この一週間の天気を振り返ると、初めは日本の南岸を低気圧や前線が発達しつつ通過し、広く雨や雪となりました。その後はこの時期としては強い寒気が流れ込みましたが、週末は高気圧圏内となり気温が上がったところが多くなりました。

このため、週末のつぼみ調査の報告では、一気に生長が進んでいるつぼみが多くなっています。

九州から東海、北陸で「先が黄色」以上の割合が7割前後まで増えました。関東甲信も半分以上のつぼみで「先が黄色」まで成長しています。北日本は、北海道では引き続きほとんどの桜が「小さく硬い」つぼみの状態ですが、東北では「先が緑に」の報告が届き始めました。

つぼみの生長と今後の予想

西日本や東日本のつぼみは生長を続けて、「先が緑に」や「先がピンクに」の割合が増えてきました。

ただ、今週は週中頃にかけてこの時期としては強い寒気が流れ込み、つぼみの生長が鈍くなりそうです。このため、西日本や東日本の開花時期は全体的に遅れ、東京は24日に開花する予想です。

開花直前の今が一番つぼみの変化が大きくなります。桜開花に向けて、つぼみの生長を見守る皆様からのご報告を心からお待ちしています。
(桜予報担当:有岡)

つぼみ調査の様子(一例)

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広島県広島市佐伯区(3/17)
「こんにちは
気温13度湿度81%
雨が降ってきました
いよいよな感じがしました」(-すらっぴー☀️じょーさん)
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愛知県岩倉市(3/15)
「あっ!ピンクになってる」(ゆきさん)
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東京都文京区(3/16)
「こんにちは(^-^*)/
とても暖かく心地よい日和になっています♪
もうじき咲きそうになっています🌸」(CKさん)
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埼玉県さいたま市北区(3/17)
「さいたま市北区 マイ桜報告
つぼみの先がピンクになりました
2016年以降 昨春までで
開花が最も遅かったのは
3月20日 (2016・2020年)
今春は更に1-2日遅れそう?」(はなこpapaさん)
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宮城県仙台市太白区(3/15)
「こんにちは。
観測五回目です。
標高が高いところなので、風がなお強くまた風が冷たい!
ゆらゆら風に耐えながら、つぼみの先がうっすら緑になっているのもあります。でもまだ黄色寄りのものが多いです。
枝先が前回より活き活きとしてきました。
着実に生育しているようです。」(ふーたさん)

一本の桜とともに特別な春を…♪

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ウェザーニュースでは、つぼみから葉桜まで見守るさくらプロジェクトを毎年行っています。全国の参加者と一緒に桜の開花前線を追いかけて、桜開花予想に役立てています。

あなたも近所や通勤通学路でふと目にとまる1本のお気に入りの桜を決めて、桜とともに特別な春を過ごしてみませんか?