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【西日本】花粉飛散傾向2024

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2023/10/03 13:04 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
近畿中国・四国九州

■近畿
高温・多照の夏 「裏年」傾向も飛散量は平年を上回る

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2023年の夏は気温・日照時間ともに平年を上回り、雄花の生長に適した天候となりました。また、2023年の飛散量は平年、前年を大きく上回りました。このため、2024 年は飛散量が少なくなる「裏年」になると見込んでいます。

2024年春の飛散量は2023年の61%、平年の128%になる予想です。大量飛散の翌年にあたるため2023年に比べると飛散量は少なくなるものの、夏の高温・多照が影響し平年に比べると同程度かやや多くなる予想です。

特に晴れて風が強い日には大量の花粉が飛散するため、シッカリとした花粉症対策をするようにしてください。

■中国(山口県含む)・四国
大量飛散の反動 前年比で半減もほぼ平年並み

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2023年夏は気温が平年を上回り、中国地方では日照時間も平年をやや上回りました。一方、台風などの影響で湿った空気が流れ込みやすくなった四国地方では、太平洋側を中心に日照時間が平年をやや下回りました。

また、2023年の飛散量は平年、前年を大きく上回りました。このため、2024年は飛散量が少なくなる「裏年」になると見込んでいます。

2024年春の飛散量は2023年の52%、平年の107%になる予想です。大量飛散の翌年にあたるため2023年に比べると飛散量は少なくなるものの、平年と同程度となる予想です。

特に晴れて風が強い日には大量の花粉が飛散するため、シッカリとした花粉症対策をするようにしてください。

■九州
大量飛散の反動 前年比減もほぼ平年並み

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2023年の夏は暖かな空気が流れ込みやすくなったため気温は平年を上回りましたが、湿った空気や台風などの影響を受けたことで日照時間は北部で平年並み、南部では平年よりやや少なくなりました。

また、2023年の飛散量は平年、前年を上回りました。このため、2024年は飛散量が少なくなる「裏年」になると見込んでいます。

2024年春の飛散量は2023年の72%、平年の113%になる予想です。2023年に比べると北部では概ね同程度、南部では半分程度になる予想です。平年比では概ね同程度となる地域が多くなる予想です。

前年より少ない飛散量になる地域が多い予想ですが、特に晴れて風が強い日には大量の花粉が飛散するため、シッカリとした花粉症対策をするようにしてください。
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