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【北日本】花粉飛散傾向2024

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2023/10/03 13:02 ウェザーニュース

▼各エリアの見解をチェック
北海道東北北部東北南部

■北海道(※シラカバ花粉)
高温・多照の夏 「表年」傾向で飛散量は大幅増

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2023年の夏は暖かい空気に覆われる日が多く、気温は平年に比べてかなり高くなりました。日照時間も平年を上回り、雄花の生長に適した天候となりました。

また、2023年の飛散量は平年、前年を大きく下回りました。このため、2024年は飛散量が多くなる「表年」になると見込んでいます。

2024年春のシラカバ花粉の飛散量は、2023年の401%、平年の137%になる予想です。飛散量が多くなり、花粉症の症状が重くなる可能性があります。

特に晴れて風が強い日には花粉が大量に飛散するため、しっかりと対策をするようにしてください。

■東北北部
高温・多照の夏 「表年」傾向で飛散量は大幅増

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2023年の夏は暖かい空気に覆われる日が多く、気温は平年に比べてかなり高くなりました。日照時間も平年を上回り、雄花の生長に適した天候となりました。

また、2023年は青森県や秋田県では飛散量が平年、前年を下回った一方、岩手県では平年を上回ったものの前年より少なくなりました。
このため、2024年は飛散量が多くなる「表年」になると見込んでいます。

2024年春の飛散量は、東北北部エリアで平均すると2023年の142%、平年の138%になる予想です。特に青森県や秋田県では2023年の2倍近い飛散量になる予想です。

晴れて風が強い日には一段と多くの花粉が飛散するため、シッカリとした花粉症対策をするようにしてください。

なお、東北北部ではスギ花粉の飛散が中心となり、ヒノキ花粉はほとんど飛散しません

■東北南部
高温・多照の夏 「裏年」傾向も飛散量は平年を上回る

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2023年の夏は暖かい空気に覆われる日が多く、気温は平年に比べてかなり高くなりました。日照時間も平年を大きく上回り、雄花の生長に適した天候となりました。

また、2023年の飛散量は平年、前年を大きく上回りました。このため、2024年は飛散量が少なくなる「裏年」になると見込んでいます。

2024年春の飛散量は2023年の61%、平年の133%になる予想です。大量飛散の翌年にあたるため2023年に比べると飛散量は少なくなるものの、夏の高温・多照が影響し平年よりはやや多くなる予想です。

特に晴れて風が強い日には大量の花粉が飛散するため、シッカリとした花粉症対策をするようにしてください。

なお、東北南部ではスギ花粉の飛散が中心となり、ヒノキ花粉の飛散は比較的少ない傾向にあります。
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