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【天気痛調査2023】
天気痛は7割近くが雨や曇りの日に発症、4人に1人が生活への支障あり

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2023/06/08 13:00 ウェザーニュース

梅雨や台風の時期の体調不良に毎年悩まされる天気痛。

本格的な雨や台風のシーズンを前に、天気や気圧の変化による身体の不調「天気痛」の症状や対策方法などの実態について調査するため、「ウェザーニュース」アプリおよびウェザーニュースのウェブサイトを通して「天気痛調査2023」を実施しました。
(調査期間:2023年4月21日~5月1日、全体の回答者数:19,897人)

■■ 天気痛調査2023のポイント ■■

1)日本人の7割近くに天気痛の自覚あり、女性は半数以上が天気痛持ち

2)天気痛症状の第1位は頭痛、8割以上に頭痛の症状あり

3)天気痛発症の3人に1人は週に2回以上発症、若い世代ほど発生頻度が高め

4)予防策第1位は「天気予報をチェック」、約半数が実践

5)対応方第1位は「薬を飲む」、約7割が実践

6)症状緩和のための1月当たりの費用は全国平均1,843円

7)天気痛症状により、4人に1人は生活に支障あり

8)7割近くが、雨や曇りの日に発症する傾向

9)一番気にしている気象要素は「気圧」、約8割が症状に関係ありと認識

10)台風接近時は天気痛持ちの8割以上が発症

1.日本人の7割近くに天気痛の自覚あり

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はじめに「あなたは天気痛(気象病、天気頭痛など)を持っていますか?」と質問し、「はい」「持っている気がする」「いいえ」から選択していただきました。

全国の回答者からの集計した結果、「はい」 または「持っている気がする」と回答した方が全体の7割近くとなり、多くの方が天気痛の症状の自覚を持っていることがわかりました。

性別で見てみると、女性は半数以上が天気痛持ちで、「持っている気がする」と回答した方を合わせると、8割以上の方に天気痛の自覚があることがわかり、性別による違いが現れました。
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都道府県ごとに見てみると、天気痛の自覚がある方の割合は徳島県がトップの77.6%だったほか、日本海側よりは太平洋側、九州では東シナ海側で多い傾向がありました。

2.天気痛で痛み・症状は頭痛、8 割以上に頭痛の症状あり

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※この先2~9の質問は天気痛を持っている方(13,644人)を対象に行っています。

「天気痛の痛み・症状はどれですか?」と質問し、 「眠気」「頭痛」「吐き気」「腰痛」「肩こり・首こり」「関節痛」「耳鳴り」「めまい」「むくみ」「だるい」「その他」から選択して頂きました。

回答を集計した結果、天気痛の症状として圧倒的に多かったのが「頭痛」(回答者の82.0%)で、2番目が「肩こり・首こり」(43.6%)、3番目が「だるい」(37.2%)となりました。

性別に見ると、女性と男性の両方とも症状の第3位までは同じでしたが、女性の第4位と第5位には、「めまい」や「眠気」が、男性の第4位と第5位には「関節痛」や「腰痛」が入り、性別による症状の傾向の違いが見られました。

3.3人に1人は週に2回以上発症

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天気痛の症状はどのくらいの頻度で訪れるのか質問し、「ほぼ毎日」「週に2〜3日」「月に数回」の中から選択していただきました。

回答を集計した結果、最も多かったのが「月に数回」で66.9%、次いで「週に2〜3回」で26.1%、「ほぼ毎日」と回答した方は7%でした。「週に2〜3回」と「ほぼ毎日」の方を合わせると、3人に1人が週に2 回以上、天気痛の症状に悩まされていることがわかります。

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若い世代ほど発生頻度が高め

性別、年代別に見ると、男性よりも女性の方が発症の頻度が高く、また若い世代ほど発症の頻度が高いことがわかりました。
» 天気痛アラームとメモを活用してみよう