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2011年06月19日
引き続き、土石流・泥流に警戒を[19(日)17時00分更新]
◆引き続き、土石流・泥流に警戒を
引き続き、20(月)も、雨が強弱をつけて降り続きます。雨が降り続くほど、土石流や泥流が発生する危険性が高まってきます。
◆土石流発生のサインについて
これだけの大雨にも関わらず、河川の水位が下がっていたら、土石流の危険が高まっているサインです。(上流でせき止められている可能性があり、それが崩れると土石流が発生)
▼宮崎道霧島SAからのウェザーリポートより
「九州道人吉~えびの間は今朝から雨のため通行止め。その迂回路の国道221号線も、途中で土砂崩れ。ブルドーザで作業されて通行可にはなっていますけど、通過に1時間40分かかりました。
通行予定の方は、時間に余裕を持って向かわれてください」6/19(日)◆19(日)9時、避難勧告は解除
都城市は、19(日)の9時頃、夏尾町・御池町・吉之元町・高野町の一部(荒川内)及び山田地区の一部に、出ていた避難勧告は解除されました。ただ、雨が強まると、再び発表の可能性もあります。自治体からの情報をこまめに確認するようにしてください。
◆避難時の注意点
・ハザードマップで土石流防災区域を再度確認し、明るいうちの避難を心がけて下さい。
・斜面からの茶色い水の流出や山からの轟音など、前兆と思われる現象があれば、迅速な避難を検討して下さい。
・避難時にしようする道路が土石流防災区域に該当する場合があります。予め避難経路を確認して下さい。特に国道10号の規制情報など、各種交通情報にもご注意を。
・周りの皆さんと声をかけ合い、安全を確保しながら避難するようにして下さい。また、他のエリアも自治体の情報をこまめに確認し、いつでも避難できるよう、準備をするようにして下さい。
◆土石流による避難勧告基準
【都城市】
避難勧告発令:1時間20ミリ以上の雨量が予想される時
避難準備情報発表:勧告の発令が予想される時
【高原町】
避難勧告発令:
24時間の先行雨量が100ミリに達し、1時間の雨量20ミリに達したあとも、1時間20ミリ以上の雨量が予想される時
避難準備情報発表:
24時間の先行雨量が100ミリに達し、1時間20ミリ以上の雨量が2時間以上継続すると予想される時
◆20(月)の火山灰予想
新燃岳が噴火した場合、噴煙は主に北東へ流れます。
【宮崎県】
高原町、小林市、綾町、国富町、西都市、西米良村、新富町、高鍋町、川南町、都農町、木城町、日向市、門川町、美郷町、諸塚村、延岡市。◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
【こちらから】
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【3】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【4】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。