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2011年06月16日
避難勧告は解除[16(木)20時10分更新]
16(木)20時頃、西岳地区の一部地域と山田地区の一部地域に発令されていた避難勧告、高原町の避難準備情報は解除されました。
◆避難時の注意点
・ハザードマップで土石流防災区域を再度確認し、明るいうちの避難を心がけて下さい。
・斜面からの茶色い水の流出や山からの轟音など、前兆と思われる現象があれば、迅速な避難を検討して下さい。
・避難時にしようする道路が土石流防災区域に該当する場合があります。予め避難経路を確認して下さい。特に国道10号の規制情報など、各種交通情報にもご注意を。
・周りの皆さんと声をかけ合い、安全を確保しながら避難するようにして下さい。また、他のエリアも自治体の情報をこまめに確認し、いつでも避難できるよう、準備をするようにして下さい。
◆最新の雨見解
雨のピークは越えていますが、油断できません。明日17(金)の朝まで、雨が強弱をつけて降り続くので、引き続き土石流や泥流に警戒が必要です。
◆土石流の危険性について
山の周囲の市町村では、これまでの噴火で堆積した火山灰の表面が、雨で板状に固まっている場所があります。表面が固まった個所は地下に雨水が浸透しにくくなっています。固まった火山灰の中に、溝も出来ている所があり、そこに一気に雨水が流れ込むことにより、火山灰やその下の土砂が崩れ、土石流や泥流に繋がる可能性がありますので十分警戒が必要です。
※この危険性が高まる目安としては、20mm/hの雨が2時間継続した場合と考えられます。
◆16(木)夜~17(金)の火山灰予想
新燃岳が噴火した場合、噴煙は、主に東(宮崎県側)へ流れます。ただ、雨の降っている時に噴火した場合、新燃岳周辺では灰混じりの雨になる可能性があります。
【宮崎県】
高原町、都城市、小林市、綾町、国富町、宮崎市、西都市、西米良村、新富町、高鍋町、川南町、都農町、木城町 ◆火山灰から身を守るための対策をチェック!
【こちらから】
└独立行政法人防災技術研究所の火山灰から身を守ろう!をもとに内閣府が作成
◆土石流による避難勧告基準
【都城市】
避難勧告発令:1時間20ミリ以上の雨量が予想される時
避難準備情報発表:勧告の発令が予想される時
【高原町】
避難勧告発令:
24時間の先行雨量が100ミリに達し、1時間の雨量20ミリに達したあとも、1時間20ミリ以上の雨量が予想される時
避難準備情報発表:
24時間の先行雨量が100ミリに達し、1時間20ミリ以上の雨量が2時間以上継続すると予想される時
新燃岳は噴火警戒レベル3のままです。
【1】新燃岳から約3km以内では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石等に警戒が必要です。
【2】風下側では降灰や風の影響を受ける小さな噴石(火山レキ)に注意が必要です。これまでの噴火では直径4~6cmの小さな噴石が火口から約10kmにまで達しています。
【3】爆発的噴火に伴う大きな空振に注意が必要です。
【4】雨の日は泥流や土石流に注意が必要です。
◆事前の確認事項◆
【1】危険エリアには近づかない
火砕流は高温の岩石と火山ガスが時速100km以上のスピードで流れ下る現象です。発生してから逃げることはできません。3km以内の危険エリアには立ち入らず、危険エリア周辺では自治体の指示に従って下さい。
【2】危険エリアではなくても…
火砕流が到達しない離れたエリアでも爆発的な噴火の場合、風下では噴石や降灰の可能性があります。むやみに外出せず、避難などのやむを得ない場合は、ヘルメットや傘で頭を保護し、マスク着用は必須です。
【3】事前に危険エリアの確認を
現在、噴火警戒レベル3ですが、レベル4、5になった時に、自分の場所が影響するかどうか、事前に自治体HPにある【ハザードマップ(宮崎県のHPより)】の確認をおすすめします。