March 2011 次の月へ
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
27 28 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 1 2

2011年03月20日

寒さと雨対策を

天気は下り坂…雲が厚みを増し、だんだん雨が降り出します。

◆現地からのリポート

「今日は駅前で食料品を販売するという事で、朝から行列に並んでいます。2時間以上並ばないと(涙)空は薄い雲はかかっていますが、今のところ雨も降らず、寒くもなく行列日和です」
宮城県仙台市(3/20)


「今日はお水をもらいに、給水車の列に並んでます。応援に来ていただいた竹原市と江田島市と自衛隊の給水車から無事、水をもらえました」
宮城県多賀城市(3/20)


◆日曜日・月曜日の被災地の天気 -寒さと雨対策を-

◎雨と寒さへの備えを
21(月)は、南部ほど雨が降ります。外で作業する場合は、カッパなど雨具の準備が必要です。雨にぬれて体温を奪われないようご注意ください。
▼ソラヨミ
外が暗くなったり、山が雲に隠れたり、雲が低くなる」と、雨が降り出すサインです。空の変化にもご注目ください。

◎[大潮]浸水や冠水に注意
現在、大潮の時期であり、海の近くでは浸水や冠水に注意が必要です。
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きくさがっています。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。
このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が特に高くなる大潮の時期には、一層の注意が必要です。
▼大潮の時期
3/18~26、4/1~11、4/16~24

◎雪崩に注意
余震や気温上昇に加えて雨。融雪・凍結・積雪の繰り返しで、山では雪崩が発生しやすい状態となっています。

◎電気が使用できない場合の寒さ対策
-毛布の中に新聞紙を丸めて入れると、断熱効果が上がり、保温しやすくなります
-首・手首・足首をなるべく温めるようにしてください。
-お湯がある場合:ペットボトルにお湯を入れ、タオルで巻いて湯たんぽがわりに

各地の雪の時間や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。


◆今一番ほしいものは?
電気・ガス・水道 安否情報 食事 元気・笑顔

被害が大きかった太平洋沿岸では、まだライフラインが復旧しておらず、強い必要性を求められています。
内陸では“元気・笑顔”や安否情報を求める声が多くなっています。


関東では、“元気・笑顔”が多数を占めている一方で、茨城の沿岸では、ライフラインがまだ復旧していないことがわかります。


◆地震・津波 今後の注意点

M6以上の地震は、日がたつにつれて、落ち着きつつありますが、それでも余震はコンスタントに起きています。余震は増減を繰り返しながら徐々におさまっていくため、一旦落ち着いても、油断は禁物です。

余震が発生するエリアは、北は岩手~南は千葉と、南北500キロのエリア。これまで日本の近海で起きた巨大地震では、せいぜい100キロ程度に留まっていました。それと比較すると非常に範囲が広く、このエリア内のどこで余震が起きてもおかしくない状態です。

小刻みに「ガタガタ」というより、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が海底の場合もあるので、津波への注意も必要です。

なお、現在、最大震度が震度1~2の地震(震源が東北の海の場合)は、非常に数が多いため気象庁より地震情報が発表されない場合があります。


◆福島原発周辺の風向き
21(月)の風は弱め。北から南へ吹く予想です。

1時間ごとの風向きは↓
ピンポイント天気でご確認いただけます。


◆計画停電に関して
▽計画停電:詳細なリスト(PDFファイル)
東京都群馬県栃木県茨城県埼玉県千葉県神奈川県静岡県山梨県
▽グループごとの停電時間
東京電力HPへ