特徴1:ノロノロ
今回の台風12号はとにかく、進みが遅い台風でした。自転車なみの速度で九州の南を北上。
上陸前は一時、時速7kmと人が早歩きする程度までスピードを落として近づいていきました。
9月3日の記事
この遅さの原因は台風を「押す」ものが無かったためです。
上陸前は一時、時速7kmと人が早歩きする程度までスピードを落として近づいていきました。
9月3日の記事
この遅さの原因は台風を「押す」ものが無かったためです。
台風は渦巻く動きこそ力強いものの、自力ではあまり動けません。
大抵は太平洋高気圧の周りをまわる風、
あるいは、上空の高いところを西から東へ吹き抜けているジェット気流、このいずれかの風に押し流されるように、進んでいきます。
今回は台風が日本付近を北上する際、高気圧もジェット気流も遠い所に位置していたため、動く術がなく、ノロノロと本能のままに北に進むだけ…
日本海側に進んで、ようやくジェット気流に乗り、東へ進みました。
大抵は太平洋高気圧の周りをまわる風、
あるいは、上空の高いところを西から東へ吹き抜けているジェット気流、このいずれかの風に押し流されるように、進んでいきます。
今回は台風が日本付近を北上する際、高気圧もジェット気流も遠い所に位置していたため、動く術がなく、ノロノロと本能のままに北に進むだけ…
日本海側に進んで、ようやくジェット気流に乗り、東へ進みました。
特徴2:コンパクト
先日の台風10号と比べるとコンパクト。台風10号の強風域の最大直径は1050kmだったのに対して、台風12号は300km程度でした。台風本体の雲も小さくまとまっており、荒天が急にやってくるというのが特徴でした。
9月2日の記事
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特徴3:離れたところでも強雨
台風自体はコンパクトでも、湿った空気を西日本に送り込み宮崎や高知などに強雨をもたらしました。
9月4日の記事
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5つ上陸は12年ぶり
5(月)1時に長崎県長崎市付近に上陸。今年に入り台風の上陸は5つめで、10個上陸した2004年以来、12年ぶりの多さとなります。
9月5日の記事
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今後の台風見解
沖縄の先島諸島付近に、今夜にも台風のたまご「熱帯低気圧」が発生する可能性があり、ゆっくりと北上する予想です。
台風になるかどうかは、今後の発達状況次第ですが、7日(水)~8日(木)は、西・東日本の太平洋側を中心に雨が強まり大雨になる恐れもあるため、今後の動向に注意してください。
台風になるかどうかは、今後の発達状況次第ですが、7日(水)~8日(木)は、西・東日本の太平洋側を中心に雨が強まり大雨になる恐れもあるため、今後の動向に注意してください。