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減災特集のスケジュール

SOLiVE24にて生放送中!

2012年03月11日

[3月11日(日)1時00分更新]
◆未曾有の大災害から1年
昨年の3月11日に東日本大震災が起きてから、今日で1年が経ちました。広範囲に渡り未曾有の災害を出した大津波。再び発生したとき、万全の対応をすることができますか?
どんなことをすれば減災につながるのか。『Join&Share(ジョイン&シェア)』をキーワードに、みんなで参加し、考え、減災について共有する場を12日まで展開していきます。

みんなで空を見上げて『Join&Share』を実践!遠く離れていても、空でつながるソラトモへ「願い、祈り、希望」を込めたメッセージを届けよう。3月11日は全国からの空のリポート&メッセージをお待ちしています。

◆メッセージの送り方
日々のウェザーリポートで「#soratomo」と書いてから、後ろにソラトモへのメッセージを書いてください。「#soratomo」以降の言葉が、と特設サイトやTwitterを通じて被災地の方に届けられます。今後は避難所にもメッセージをお届けしたいと思います。

◆ソラウタで元気になろう
ソラウタは、みんなから歌詞を募集して、3,943通もの応募でできあがった歌です。みんなでつくった「ソラトモ~空を見上げて」を聴いてみてください。歌詞の中に、ソラトモの想いがつまっています。
メッセージを見る

◇減災とは
◇防災(Prevention)から減災(Mitigation)へ
これまでの災害に対する「防災(Prevention)」という考え方は、災害を完璧に防ぐことを目標としてきました。しかし、災害を完全に防ぐことは現実的に難しく、あらゆる手段を講じて被害を少しでも減らしていく「減災(Mitigation)」の考え方が求められています。
その為には国を始めとした「公助」だけでなく、個人やコミュニティなどの力を活用する「自助・共助」の世界をさらに広めていく必要があると考えています。

◇津波から学ぶ~SOLiVE24減災特集

24時間生放送番組SOLiVE24では、3月9日~12日の4日間を通して、“津波被害ゼロを考える”をテーマに、参加しながら学べる企画を展開していきます。
※SOLiVE24は、ウェザーニュースの無料アプリ(左のボタンからダウンロード可能)、もしくはBS910から視聴できます。

◆SOLiVE24とは?
「24時間ソラをLiVEする」というスタンスの元、毎日24時間、サポーターの皆さんから届いたリポートなどを元に、今の天気を伝えています。また、地震が起きた際は「どこよりも早い地震情報」を目指しています。

▼本日の番組内容
◆現地から中継
11(日)は、津波被害を受けた様々な場所から、復興に向かう東北の今をお伝えいしました。
【宮城県名取市閖上】
700人以上が亡くなるなど、津波の被害が大きかった場所からの中継です。1年前はガレキが多く、歩行や車での通行が難しかったのですが、現在はガレキの撤去はほぼ終わった状態でした。ここでは震災前は毎日、閖上漁港で朝市が開催されていましたが、今日は震災前と同じ形で朝市が開催されています。今まで何度か閖上の朝一を訪れていましたが、その中でも特に人や自動車が多く、復興の足音を感じられました。
 
【仙台市追悼式 式典会場前】
式典会場前から中継を 式典会場を訪れる方々へお話を聞くと、「1年を気に気持ちを切り替えたい」「追悼への想い」「復興への願い」と、震災に対し前向きな想いを持って訪れていました。




【環境水族館 アクアマリン福島】
環境水族館アクアマリン福島では館長の安部さんを交えて、復興への道のりや想いを語っていただきました。地震直後は水槽が割れたり、電気の供給が止まり、多くの魚が死んでしまうなどの被害が出ました。でも、スタッフ総出で瓦礫の片付けをして、126日目にオープンすることができ、地元の方々に大変喜ばれたと話していただきました。それでも最初は客数が前年の3割程度でしたが、9月・10月になると、前年よりも多くの方々を迎えることができたそうです。また、ガレキを使った舞台「がれき座」があり、そこで大いに賑わってほしいと言っておられ、「震災を乗り越える」という強い気持ちが伝わってきます。今後は環境水族館として、放射線量などの情報を提供したり、沢山のお客さんを迎え、地域活性の起爆剤になりたいと、前向きな想いを語っていただきました。

◆TSUNAMIレーダーの取り組み
青森県から茨城県の太平洋側に設置されているTSUNAMIレーダーの仕組みや今後の役割について皆さんと共有しました。TSUNAMIレーダーを用いれば、これまで「点」で捉えていた津波の姿を「線」で捉えることができ、また到達15分ほど前にその姿を捉えることができます。今後はこのレーダーを全国に展開すると共に、様々な団体や個人の方々に、災害時の避難判断などのフローに取り込んでいただければと考えています。

◆東日本大震災調査結果から考える
「亡くなった方の声を聞く」という想いのもと行われた「東日本大震災調査」の結果を皆さんと詳しく共有しました。「津波が起きた際生死を分けたのはなにか」。両者の間にどのような違いがあったのかを詳しく見て、そこから今後津波が発生した時はどういう行動をすれば良いのかを一緒に考えて行きました。そのためには、「普段からのつながりと参加がいざというときに力になる」というJoin&Shareが最も大事だということを再確認しました。

「ありのままの今を把握し、災害の記憶を記録する」

「私達が今、できること」を言葉に、東日本大震災の実態を把握し、次の災害を最小限にするために、全国のサポーターの皆さんと記憶を記録しています。

◇東日本大震災調査
地震が起きた際に各エリアの人がどのような行動を取っていたのか?その真実を明らかにし、今後のウェザーニューズや各防災機関が展開する減災活動の発展及び、個人が展開する自助・共助活動の輪を拡げる切っ掛けとしていく事を目的として行いました。
調査結果を見る

◇津波調査
津波災害において、無事に避難をされた方と亡くなられた方との間にどのような行動・判断の違いが存在するのかを調べ、今後の減災・避難活動における対策・対処の一助とすることを目的として行いました。
調査結果を見る

◇東日本大震災特設サイト
津波被害を受けた東北から関東の太平洋側のエリアに対し、そこでの生活や復旧作業を行う方の目線で、天気を配信しています。
特設サイトを見る

◇減災マップ
震災の際に起きた被害状況をサポーターの皆さんと共に集め、マップを作成しました。これにより、今後同じような災害が発生した時に、当時の被害を参考にすることで、災害を最小限に減らすことを目的としています。
減災マップを見る