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減災特集のスケジュール

SOLiVE24にて生放送中!

2012年03月09日

[3月9日(金)23時30分更新]
◆未曾有の大災害からまもなく1年
昨年の3月11日に東日本大震災が起きてからまもなく1年が経とうとしています。広範囲に渡り、未曾有の災害を出した大津波。再び発生したとき、アナタは万全の対応をすることができますか?この機会にSOLiVE24を通じて「津波被害ゼロ」を目指し、減災についてしっかりと考えていきましょう。
◇減災とは
◇防災(Prevention)から減災(Mitigation)へ
これまでの災害に対する「防災(Prevention)」という考え方は、災害を完璧に防ぐことを目標としてきました。しかし、災害を完全に防ぐことは現実的に難しく、あらゆる手段を講じて被害を少しでも減らしていく「減災(Mitigation)」の考え方が求められています。
その為には国を始めとした「公助」だけでなく、個人やコミュニティなどの力を活用する「自助・共助」の世界をさらに広めていく必要があると考えています。

◇津波から学ぶ~SOLiVE24減災特集

24時間生放送番組SOLiVE24では、3月9日~12日の4日間を通して、“津波被害ゼロを考える”をテーマに、参加しながら学べる企画を展開していきます。
※SOLiVE24は、ウェザーニュースの無料アプリ(左のボタンからダウンロード可能)、もしくはBS910から視聴できます。

◆SOLiVE24とは?
「24時間ソラをLiVEする」というスタンスの元、毎日24時間、サポーターの皆さんから届いたリポートなどを元に、今の天気を伝えています。また、地震が起きた際は「どこよりも早い地震情報」を目指しています。

▼本日の番組内容
◆津波被害にあった現地から中継
震災直後に訪れた気仙沼市や陸前高田市へ再び赴き、復興状況や人々の様子など、津波被害にあった地域の今を中継しました。

▼気仙沼市の今
1年前に訪れた頃は、街がガレキの山に埋まり、17隻の舟が陸に打ち上げられていました。ただ、現在はガレキや舟は撤去。電線や電柱も新しいものが建ち、フェリーや路線バスなども復旧して機能しています。

着実に復興が進む中、街中で未だに打ち上げられたままになっている舟を発見。現地の方に聞いたところ、この舟はこのまま残して復興記念公園をつくるとのことでした。

気仙沼港の近くにプレハブで「復興屋台村」が出来ており、共同で復興を盛り上げていこうという様子が伺えました。現地の方にお話しを聞いても、

「震災当時はたくさんの支援をもらってありがたかった」
「今後は自分たちの力で復興をしていかねばならない」
「気仙沼に観光などで来て欲しい。魚を食べてほしい。それが復興に繋がる。」
など、誰もが復興に前向きでした。

▼陸前高田市の今
ガレキは整理されて、積み上がげられていました。現在は、この大量のガレキの行方をどうするかで、議論が交わしているとのこと。また、今後の復興方針として…
1.平地をかさあげして浸水しにくい街にする
2.高台を住みよい形にし、平地を商業地にする
などの案が出ていて、街を新しくして復興へ向かおうとする前向きな姿が伺えました。
また、高田松原で残った唯一の松『奇跡の一本』の下へ。震災前、ここでは7万本もの松が植えられていましたが、津波で1本を残して全ての松がなぎ倒されました。現在、この1本を守る取り組みが行われていて、将来的には復興のシンボルとして7万本に戻したいと考えているとのことでした。

◆18:00~20:00 『Join&Share(ジョイン&シェア)とは?』
この4日間のテーマである『Join&Share』とは何か?全国のみんなと共有しました。

キーワードは『普段からの参加が、いざという時のになる』です。残り3日間、みんなで一緒に減災について考えていきましょう。

3月12日(月)まで行われる番組の詳細なスケジュールは、画面左の「減災特集のスケジュール」からご確認いただけます。
◇これまでの取り組み

「ありのままの今を把握し、災害の記憶を記録する」

「私達が今、できること」を言葉に、東日本大震災の実態を把握し、次の災害を最小限にするために、全国のサポーターの皆さんと記憶を記録しています。

◇東日本大震災調査
地震が起きた際に各エリアの人がどのような行動を取っていたのか?その真実を明らかにし、今後のウェザーニューズや各防災機関が展開する減災活動の発展及び、個人が展開する自助・共助活動の輪を拡げる切っ掛けとしていく事を目的として行いました。
調査結果を見る

◇津波調査
津波災害において、無事に避難をされた方と亡くなられた方との間にどのような行動・判断の違いが存在するのかを調べ、今後の減災・避難活動における対策・対処の一助とすることを目的として行いました。
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◇東日本大震災特設サイト
津波被害を受けた東北から関東の太平洋側のエリアに対し、そこでの生活や復旧作業を行う方の目線で、天気を配信しています。
特設サイトを見る

◇減災マップ
震災の際に起きた被害状況をサポーターの皆さんと共に集め、マップを作成しました。これにより、今後同じような災害が発生した時に、当時の被害を参考にすることで、災害を最小限に減らすことを目的としています。
減災マップを見る