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2011年07月29日

復興復旧へ
「表通りを一歩外れると、やっと大工さんの手配のついた住宅が、ほとんど壁すらなくなった家の一階部分を修繕中という光景があちこちで見られます。それでも、通りに泥の跡はなく、塀や壁に残っていた泥水の黒い線もすっかり洗い落とされていました。ボランティアさんたちの活躍もありましたが、よくここまで片付いたなあ、と感心してしまうほど、何事もなかったような街の表情でした。」(宮城県多賀城市)

土曜日も急にザーッと降る強い雨や雷に注意が必要です。海からの少し涼しい風が吹きます。
◆大潮時の注意
今回の地震の影響で、東北~関東北部の太平洋沿岸では地盤が大きく沈みました。特に、宮城県牡鹿半島~岩手県南部の沿岸で推定1m以上も沈下しました。このため、地震前と比べて、海や河口付近の低地では、満潮前後の時間帯を中心に、浸水や冠水の可能性が高まっています。特に、満潮時の潮位が高くなる大潮の時期は、一層の注意が必要です。大潮は30(土)~8/1(月)頃です。

各地の天気や気温は、ピンポイント天気でご確認いただけます。

【今後の余震や津波の注意点】
◆揺れたら高台へ
今後も強い余震が続く恐れがあります。海岸付近で復旧作業や家の片づけをされている方、防潮堤が破壊されている所もありますので、揺れたらすぐに近くの高台に避難して下さい。
◆急な斜面は要注意
これまでの揺れで地盤は緩んだ状態…急な斜面のすぐ下やそばには近づかないようにご注意下さい。
◆引き続き、震度5以上の余震に注意
余震は収まっていく予想ですが、巨大地震であったため、今後も震度5以上やM7クラスの大きな余震に警戒が必要です。
◆小さくても「ゆらゆら」とした揺れは津波に注意
小刻みに「ガタガタ」ではなく、「ゆらゆら」揺れている場合は、震源が離れており海底の場合もあるので、津波の可能性があります。
小さくても「ゆらゆら」とした揺れを感じたら、すぐに高台へ避難してください。
◆現地で復旧作業にあたる方へ
大きな余震が続いていますので、地震や津波の後片付けで、家に戻る場合は、頭を守るためにヘルメットを被ったり、万が一の時のために非常食を持つなどの備えがあるとよさそうです。また、大きな余震が発生した場合は、津波を警戒し、沿岸で作業の際は高台へ避難するようにしてください。

【福島原発周辺の風向き】

【29(金)夜】
陸から海に向かって風が吹きます。


【30(土)昼】
浜通り、中通りは海から陸に向かって風が吹きます。会津は西から東に吹く風です。

1時間ごとの風向きは、ピンポイント天気でご確認頂けます。



◆5~6月に実施した「東日本大震災津波調査」は現在、集計中です。集計が終わり次第、結果を発表いたします。多くのご協力、ご回答ありがとうございました。