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台風3号(ケーミー)は強い勢力に発達 沖縄は明日から次第に荒天に

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2024/07/22 09:58 ウェザーニュース

7月22日(月)9時現在、台風3号(ケーミー)はフィリピンの東を北北東にゆっくりと進んでいます。中心付近の最大風速は35m/sに達して強い勢力となりました。

今後も北上しながらさらに発達して週中頃に非常に強い勢力で沖縄に接近するとみられます。進路に近い先島諸島を中心に暴風雨や高波に警戒が必要です。早めに台風対策を行うようにしてください。

▼台風3号 7月22日(月)9時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北北東 ゆっくり
 中心気圧   980 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s
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明日から影響が出始める

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周辺の海面水温が高く、風などの環境も発達に適しているため、このあとは勢力を急速に強める見込みです。沖縄に近づくタイミングでは非常に強い勢力まで発達することが予想されています。

台風の周囲を取り巻く雨雲は明日23日(火)からかかり始め、24日(水)から25日(木)にかけては活発な雨雲が次々に通過する見込みです。

沖縄を通過後は中国大陸方面に進む見通しです。本州に近づく可能性は非常に低いものの、湿った空気の影響で西日本の太平洋側で雨が降りやすくなります。雨量が多くなる可能性も考えられるため、台風の進路から離れていても油断はできません。

瞬間的には50m/sを超えるような暴風のおそれ

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台風は発達のピークの最中にで沖縄付近を通過するため、暴風が吹き荒れるとみられます。特に進路に近い先島諸島は風が強く、風速は平均で30m/s以上、瞬間的には40〜50m/sに達する見込みです。中心が島の近くを通った場合は、さらに強まってもおかしくありません。

車が横転したり、木や電柱などが倒れるなどの影響が懸念されます。台風の動きが比較的遅いため、24時間以上にわたって外出が出来ない荒天になるとみられますので、停電への備えや食料などの備蓄などが必要です。

比較的天気が落ち着いている今日のうちに、出来るだけ台風対策を進めるようにしてください。
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台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率がが3%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
 沖縄本島地方  1 %
 宮古島地方   40 %
 八重山地方   73 %

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風3号の名前「ケーミー(Gaemi)」は韓国が提案した名称で、あり(蟻)のことを指す韓国語(개미)からとられています。
» 関連記事「台風の名前はどうやって決める?日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
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