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24時間以内に台風発生の可能性 発生すると“台風1号”

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2024/05/23 16:40 ウェザーニュース

5月23日(木)15時現在、フィリピンのミンダナオ島の東で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しています。次に台風が発生すると台風1号と呼ばれることになります。

▼熱帯低気圧 5月23日(木)15時
 中心位置   ミンダナオ島の東
 移動     西北西 30 km/h
 中心気圧   1004 hPa
 最大風速   15 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 23 m/s
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転向して本州の南を北東進か

今朝3時に発生したこの熱帯低気圧は、今後勢力を強めて台風に発達する予想です。その後も発達を続け、4日先の27日(月)頃になると暴風域を伴う勢力に発達することが予想されています。

フィリピンの東に北上したあとは次第に進路を北東に変える見込みです。本州の南を北東に進むことが予想され、進路次第では沖縄県の大東島地方や、東京都の伊豆諸島・小笠原諸島などに影響が出ることが想定されるため、今後の情報に注意してください。梅雨前線との相互作用次第では、雨量が多くなることも考えられます。
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参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路には幅があるということをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、本州の南を北東に進む傾向は概ね揃っているものの、まだ進路には若干のばらつきがあることがわかります。

進路だけでなく、タイミングや勢力の予測も不確実性があります。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
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台風発生すればおよそ5か月ぶり

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平年の台風発生数
次に台風が発生すると、昨年12月17日に発生した台風17号以来で、台風1号と呼ばれることになります。台風が発生すればおよそ5か月ぶりで、今年になってからは1つめの台風です。

台風発生数の平年値を見ると、1月〜4月にかけては平均1つ未満ですが、5月以降は1つ以上になっていて、ちょうど台風の発生が増え始める時期といえます。7月にかけては梅雨前線の活動も活発になる時期ですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。
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