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アメリカ中南部は多数の竜巻で被害も
日曜日まで荒天のおそれ

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2024/04/28 09:44 ウェザーニュース

アメリカ中南部では現地時間の25日(木)頃から大気の状態が不安定になり、各地で積乱雲が発達しています。ネブラスカ州では竜巻により被害の出た地域がありました。

1日で100件以上の目撃報告

メキシコ湾から流れ込む湿った空気と、西から流れ込む乾いた空気の境界付近で「ドライライン」と呼ばれる前線が形成され、その周辺では積乱雲が発達しています。
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26日(金)はネブラスカ州で竜巻が発生したとみられ、周辺の地域からは100件を超える目撃報告がありました。現地の報道によると多くの建物が被害を受け、負傷者が出ているとのことです。また、アイオワ州やカンザス州、テキサス州など広範囲で竜巻や突風などの目撃情報が国立気象局に報告されています。

少なくとも現地時間の日曜日まで警戒必要

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積乱雲の発達しやすい状況は続いています。現地時間の28日(日)早朝(日本時間の28日(日)夕方)の雨雲の予測を見ると、ミズーリ州からオクラホマ州、テキサス州にかけて活発な雨雲の帯が形成される見通しです。

周辺では局地的に雷を伴った激しい雨や雹、竜巻などの突風が予想されます。アメリカの気象当局は当該の地域に竜巻に関する注意報や、洪水に関する注意報、警報を発表して、荒天に備えるよう呼びかけています。
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