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桜のつぼみはゆっくり生長中
「先が黄色」のつぼみが増加

さくらプロジェクト 第2回つぼみ調査
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2024/03/04 12:24 ウェザーニュース

ウェザーニュースでは、開花予想精度のさらなる向上のために桜のつぼみの様子を募集するつぼみ調査を実施中です。今回は3/1(金)~3/3(日)に送られたリポートを集計した、今シーズン第2回目のつぼみ調査結果を発表します。

全国から届いた4,521通のつぼみ報告が、より高い精度の桜の開花日予想に役立てられます。

西日本や東日本のつぼみは生長中

■エリアの傾向
▼「先が黄色に」以上の割合
    今回  昨年(2/23~25)
九州  31%  15%
四国  24%  17%
中国  28%  16%
近畿  27%  14%
東海  24%  11%
関東  19%  7%
甲信  20%  6%
北陸  28%  16%
東北  13%  4%
北海道  0%   0%
※集計期間
第1回:2024年2月23日(金)〜2月25日(日)
第2回:2024年3月1日(金)〜3月3日(日)

全国的に、8割近くのつぼみが「小さく硬い」状態です。

前回と比較すると、全般にゆっくりと生長が進んでいる傾向が見られました。

この一週間は、周期的に日本の南岸を低気圧や前線が通過し、西日本や東日本は広く雨や雪となりました。低気圧の通過後は冬型の気圧配置になり、寒気が南下し寒い日が多くなりました。晴れて気温の高い日は少なく、つぼみの生長はゆっくりと進んでいる状況です。

東北では「先が黄色に」の変化は小さく、まだ生長がスタートしていないつぼみが多い模様です。

北海道では3月下旬にはつぼみの生長が見られる見込みです。

つぼみの生長と今後の予想

「小さく硬い」つぼみが多く占める中、「先が黄色に」なっているつぼみも少しずつ増え始め、つぼみの生長はゆっくり進んでいることが分かりました。

今後、桜の生長には開花前の気温が重要になってきます。

今年の3月は天気が周期変化しますが、日差しが届くと暖かくなる日が増える予想です。晴れた日は生長をさらに後押しし、目を離した間につぼみが変化しているなんていうこともありそう。つぼみの様子はこまめにチェックをお願いいたします。

つぼみの生長を見守るれるよう、皆様からのご報告をお待ちしています。
(桜予報担当:伊丹)

つぼみ調査の様子(一例)

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京都府京丹後市(3/3)
「氷点下の寒さによく耐えふっくらしてます
10時16分撮影」(すぎやんさん)
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鳥取県鳥取市(3/2)
「マイ桜リポート、17日めです。
つぼみ調査ミッション。
つぼみは少しずつ大きくなっていますが、もう少し緑は見えないようです。
見え始めたら、はっきり分かり、微妙な感じの゙ものではないです。
週明けか、もう少しかかるか?」(白ウサギさん)
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埼玉県さいたま市桜区(3/2)
「先が僅かに黄色っぽく見えます。」(-みこたんさん)
box5
福島県福島市(3/3)
「今朝も風が強く寒いですね
つぼみの成長はストップ😐」(たこだしさん)

一本の桜とともに特別な春を…♪

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ウェザーニュースでは、つぼみから葉桜まで見守るさくらプロジェクトを毎年行っています。全国の参加者と一緒に桜の開花前線を追いかけて、桜開花予想に役立てています。

あなたも近所や通勤通学路でふと目にとまる1本のお気に入りの桜を決めて、桜とともに特別な春を過ごしてみませんか?