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桜のつぼみの生長がスタート! 昨年と同じかやや早いペース

さくらプロジェクト 第1回つぼみ調査
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2024/02/26 15:40 ウェザーニュース

ウェザーニュースでは、開花予想精度のさらなる向上のために桜のつぼみの様子を募集するつぼみ調査を実施中です。今回は2/23(金)~2/25(日)に送られたリポートを集計した、今シーズン第一回目のつぼみ調査結果を発表します。

全国から届いた2,923通のつぼみ報告が、より高い精度の桜の開花日予想に役立てられます。これから桜のつぼみの生長を一緒に見守っていきましょう。

昨年より生長が「やや進んでいる」

■エリアの傾向
▼「先が黄色に」以上の割合
    今回  昨年(2/24~26)
九州  15%  12%
四国  17%  11%
中国  16%  13%
近畿  14%  8%
東海  11%  8%
関東   7%  9%
甲信   6%  2%
北陸  16%  4%
東北   4%  6%
北海道  0%   0%
※集計期間
今年:2024年2月23日(金)〜2月25日(日)
昨年:2023年2月24日(金)〜2月26日(日)

昨年の同時期と比較すると、つぼみの生長速度は同じかやや早いくらいペースのところが多くなっています。

この冬の気温は全国的に平年より高い傾向となりましたが、度々寒気の影響を受けたことで桜の花芽の休眠打破に必要な気温低下があり、休眠打破は行われているとみられます。

今回のつぼみ調査ではほとんどが「小さく硬い」つぼみであることがわかりました。ただ、2月中旬にかけては季節はずれの暖かさとなり、平年を大きく上回る気温で経過したため、東海以西などでは「先が黄色に」変化したつぼみがみられます。少しずつですが、つぼみの生長が始まってきたようです。

一方、まだまだ寒い北日本では大きな変化が見え始めるのはもう少し先になる予想です。過去の例を参考にすると、東北で変化がはっきりと表れ始めるのは3月中旬ですが、今年はもう少し早く変化が見え始めるかもしれません。北海道も3月下旬にはつぼみの生長が見られる見込みです。

つぼみの生長と今後の予想

「小さく硬い」つぼみが多く占める中、「先が黄色に」なっているつぼみも表れ始め、つぼみの生長がスタートしていることが分かりました。

今後、桜の生長には開花前の気温が重要になってきます。

今年の3月は天気が周期変化しますが、気温は段々と暖かい日が増える予想です。晴れた日は生長をさらに後押しし、目を離した間につぼみが変化しているなんていうこともありそう。つぼみの様子はこまめにチェックをお願いいたします。

つぼみの生長を見守るれるよう、今年も皆様からのご報告をお待ちしています。
(桜予報担当:伊丹)

つぼみ調査の様子(一例)

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福岡県福岡市(2/24)
「初めて日差しを浴びてるところを見ます。
うん、やっぱり可愛い( *´艸`)」(ちゃりやまさん)
box3
群馬県下仁田町 (2/25)
「マイ桜のさくらちゃん。
雪に負けずに頑張っています。」(花わさびさん)
box4
神奈川県川崎市(2/24)
「リポート5日目。まだ先が黄色くなっては来ていません。つぼみ自体は膨らんできているように感じます。」(グーフーさん)
box5
宮城県仙台市(2/25)
「少しずつ蕾の溝がはっきりしてきたので膨らんできているのは確かです。でもまだまだ固そうです。」(ダンプいぬさん)
box6
青森県青森市(2/24)
「今日のマイ桜🌸
晴れていますが雪がチラついて寒いです。」(虹色のたまご焼き🌈さん)

一本の桜とともに特別な春を…♪

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ウェザーニュースでは、つぼみから葉桜まで見守るさくらプロジェクトを毎年行っています。全国の参加者と一緒に桜の開花前線を追いかけて、桜開花予想に役立てています。

あなたも近所や通勤通学路でふと目にとまる1本のお気に入りの桜を決めて、桜とともに特別な春を過ごしてみませんか?