台風13号接近より先に関東は雨のピーク　東京都心など土砂降りで道路冠水注意

関東南部で激しい雨　無理な移動を避けて

台風の北側にシアーライン（風の流れが変化する境界線）が形成されており、その周辺で雨雲が発達しています。

関東南部の広い範囲が発達した雨雲に覆われていて、6時00分までの1時間には神奈川県三浦市で52.5mmの非常に激しい雨、千葉県勝浦市で30.0mmの激しい雨を観測。千葉市でも1時間に20mmと土砂降りの雨です。

6時00分の時点で千葉県、神奈川県、東京都・伊豆諸島に大雨警報や洪水警報が発表されています。

関東はこの後の通勤・通学時間帯から昼過ぎにかけてが雨のピークで、局地的には1時間に50mmを超える非常に激しい雨が降る見込みです。関東の一部の鉄道はすでに運転見合わせとなっており、遅れや運休などが拡大する可能性があります。

また、道路冠水などが発生することも考えられますので、可能な場合はリモートワークに切り替えるなどして、無理な移動を避けるようにしてください。
» 雨雲レーダー » 雨雲レーダー

台風13号は午後に上陸見込み

台風13号はこの後も北上を続け、今日の午後にも東海から関東に上陸する可能性が高くなっています。

台風の中心から離れた所に発達した雨雲があるものの、関東に加え静岡県を中心とした東海や甲信地方でも一時的に雨の強まる時間帯がある見通しです。線状降水帯が形成され、予想以上の雨の強まるおそれがありますので、道路冠水や河川の増水、土砂災害などに警戒をしてください。

台風の勢力が弱く広範囲で暴風警報が出る可能性が低いとはいえ、接近・通過時は平均で15m/s以上、瞬間的には20m/sを超える強い風が予想されます。強風による飛来物や横殴りの雨に注意が必要です。
» 台風ピンポイント影響予測（会員向け）
» 最新の台風情報 » 最新の台風情報