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台風11号(ハイクイ)発生 沖縄方面に進む可能性 進路や勢力に注意

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2023/08/28 10:38 ウェザーニュース

8月28日(月)9時、マリアナ諸島で発達中の熱帯低気圧が台風11号(ハイクイ)になりました。3つの台風が同時に存在するのは昨年9月15日以来です。

沖縄方面に進む可能性が高いため、今後の進路や勢力に注意してください。

▼台風11号 8月28日(月)9時
 中心位置   マリアナ諸島
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     西 10 km/h
 中心気圧   996 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s
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台風の発達に適した環境が整う

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現在、太平洋には台風9号(サオラー)、台風10号(ダムレイ)の二つの台風があり、その間で発生したのが今回の台風11号です。

マリアナ諸島付近では、南西からのモンスーンと東からの貿易風が合流している「モンスーントラフ」と呼ばれる、広く見ると低気圧に相当する気象環境となっています。モンスーントラフには反時計回りの風の循環があり、この中で台風が生まれることが少なくありません。

現時点でこの海域は海面水温が30℃以上と水蒸気を供給するためには十分な暖かさとなっています。台風9号・台風10号とも離れていて相互作用もほとんどなく、発達を阻害するような上空の風の流れもないため、台風11号が発達するのに適した環境が整っているといえます。

台風11号は北西に進み、沖縄方面に近づく予想となっています。気象庁の情報によると、9月1日(金)9時には中心は沖縄の南にあって、中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m/sと暴風域を伴う勢力になると予想されています。

その後の進路次第では日本国内に影響を及ぼすことも考えられますが、まだ予測の誤差がある状況です。
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とりうる進路にはまだ予測の幅あり

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参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

太平洋高気圧が日本の東側から勢力を強めるため、ほとんどのメンバーが北西に進む傾向で揃っています。その後は沖縄付近を通って東シナ海方面に向かうもの、台湾などそれよりも南側へ向かうもの、本州の南へ北上するものまで幅があり、まだ進路予測のばらつきがあることがわかります。

進路だけでなく、タイミングや勢力の予測も誤差がかなり大きい状況です。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
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台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率がが3%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)

 奄美地方      24 %
 沖縄本島地方
  本島北部・中南部 27 %
  慶良間・粟国諸島 29 %
  久米島      27 %
 大東島地方     9 %
 宮古島地方     23 %
 八重山地方
  石垣島地方    18 %
  与那国島地方   11 %
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今年8月 5つ目の台風発生

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平年の台風発生数
今年の8月は台風7号、9号、10号が発生したほか、西経域から入ってきたハリケーンが台風8号になっています。台風11号は今月5つ目の台風(北西太平洋での発生は4つ目)です。

8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも一番台風の発生が多くなる時期です。今年は平年よりも台風の発生数がやや少ないペースとなっていますが、ウェザーニュースの予想では年内にあと10個以上の台風が発生するとみています。

秋が近づくにつれ本州付近へ影響する台風が増えることが想定されるため、これからの時期に備えて台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。
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» 気圧変化·頭痛対策の参考に<天気痛予報>

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風11号の名前「ハイクイ(Haikui/海葵)」は中国が提案した名称で、「イソギンチャク」のことを意味する中国語からとられています。
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