24時間で500mmを超える大雨に
台風の中心のすぐ外側には発達した雨雲がみられ、三重県や奈良県など紀伊半島の南東側を中心に激しい雨が降っています。また、その外側の発達した雲が、東海や近畿北部、山陰などにかかっている状況です。
昨夜から今朝にかけては、京都府北部や鳥取県、奈良県などで記録的短時間大雨情報の発表が相次ぎました。和歌山県那智勝浦町のアメダス色川では、6時までの24時間に500mmを超える雨量を観測。和歌山県や三重県、奈良県などでは土砂災害の危険度が非常に高くなっています。
» アプリで30時間先までの雨雲レーダーを見る» 30時間先までの雨雲レーダー
» 現在の土砂災害危険度
昨夜から今朝にかけては、京都府北部や鳥取県、奈良県などで記録的短時間大雨情報の発表が相次ぎました。和歌山県那智勝浦町のアメダス色川では、6時までの24時間に500mmを超える雨量を観測。和歌山県や三重県、奈良県などでは土砂災害の危険度が非常に高くなっています。
» アプリで30時間先までの雨雲レーダーを見る» 30時間先までの雨雲レーダー
» 現在の土砂災害危険度
近畿を中心に広範囲で大雨 都市部では内水氾濫のおそれ
このあとも紀伊半島を中心に断続的に激しい雨が降る見込みです。
特に三重県南部や奈良県南部、和歌山県南部の山沿いでは、台風の進行が遅いため、台風を取り巻く活発な雨雲がかかり続けることに加えて、南東からの湿った風が紀伊山地にぶつかることで雨量が増加するとみています。場合によっては線状降水帯が形成されるおそれもあり、局地的にはさらに300mm近い雨量が予想されます。
また、発達した雨雲が流れ込みやすくなる東海や山陰でも200mm前後の雨が降る予想で、近畿や四国の東部も含めて大雨になる見込みです。土砂災害や河川の増水・氾濫に警戒してください。
都市部では激しい雨により下水道などの排水能力を超え、広範囲での大雨で河川の水位が上昇すると、より排水がしにくくなります。いわゆる「内水氾濫」が発生し、大規模な冠水や浸水につながることが考えられます。特に周辺部より標高が低い「低位地帯」ではそのリスクが高くなるため、特に警戒が必要です。
» 関連記事:大阪など都市部で浸水の可能性
特に三重県南部や奈良県南部、和歌山県南部の山沿いでは、台風の進行が遅いため、台風を取り巻く活発な雨雲がかかり続けることに加えて、南東からの湿った風が紀伊山地にぶつかることで雨量が増加するとみています。場合によっては線状降水帯が形成されるおそれもあり、局地的にはさらに300mm近い雨量が予想されます。
また、発達した雨雲が流れ込みやすくなる東海や山陰でも200mm前後の雨が降る予想で、近畿や四国の東部も含めて大雨になる見込みです。土砂災害や河川の増水・氾濫に警戒してください。
都市部では激しい雨により下水道などの排水能力を超え、広範囲での大雨で河川の水位が上昇すると、より排水がしにくくなります。いわゆる「内水氾濫」が発生し、大規模な冠水や浸水につながることが考えられます。特に周辺部より標高が低い「低位地帯」ではそのリスクが高くなるため、特に警戒が必要です。
» 関連記事:大阪など都市部で浸水の可能性
今夜遅くには日本海に達する
台風はこのあともあまり速度を上げずに今夜遅くには日本海に抜けるとみられます。その後はやや東寄りに進路を変えながら北上を続ける見込みです。17日(木)には北海道にかなり近づいて、再上陸する可能性があります。
16日(水)以降は北日本でも風雨が強まる見込みです。台風の進路に近い日本海側だけでなく、南から流れ込む湿った空気の影響を受ける太平洋側でも雨の強まるところがありますので、警戒をしてください。
» 世界各国の進路予想〔会員メニュー〕
16日(水)以降は北日本でも風雨が強まる見込みです。台風の進路に近い日本海側だけでなく、南から流れ込む湿った空気の影響を受ける太平洋側でも雨の強まるところがありますので、警戒をしてください。
» 世界各国の進路予想〔会員メニュー〕
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風7号の名前「ラン(Lan)」はアメリカが提案した名称で、「嵐」を意味するマーシャル語(北西太平洋のマーシャル諸島のことば)からとられています。
» アプリ レーダー台風モード» レーダー台風モード
台風7号の名前「ラン(Lan)」はアメリカが提案した名称で、「嵐」を意味するマーシャル語(北西太平洋のマーシャル諸島のことば)からとられています。
» アプリ レーダー台風モード» レーダー台風モード