奄美は続く暴風雨や大雨に厳重警戒　動きの遅い台風6号の影響

広範囲で停電が発生中

台風6号は奄美大島の東をゆっくりと進んでいるとみられます。奄美大島は暴風域に入っていて、風が吹き荒れている状況です。

また、台風の中心から少し離れたところにスパイラルバンドと呼ばれる非常に活発な雨雲の帯があり、奄美付近を通過しています。

鹿児島県奄美市より(8月7日(月)9時頃)

奄美空港では4時41分に28.8m/sの最大瞬間風速を、5時40分までの1時間に23.5mmの強い雨を観測しました。また、名瀬市は9時40分までの72時間降水量が300mmを超えています。奄美地方では約150戸が停電しており、暴風警報と波浪警報が発表中です。
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新たに300mm超の雨が降るおそれも

9日(水)朝までの予想積算降水量

台風は次第に北に進路を変え、9日(水)頃には九州本土に近づいていく見込みです。それまでは動きが遅く、奄美地方では明日にかけて暴風雨や大雨、海上は大しけが続くとみられます。

多い所では1時間に50mmを超える非常に激しい雨となり、9日(水)の朝までに新たに300mmを超える雨が降る予想です。浸水や河川の氾濫、土砂災害に厳重に警戒し、無理な外出は控えてください。

また、これまでに降った雨ですでに地盤が緩んでいるところがあります。屋内でも急な斜面など危険な場所からは離れたところで過ごすようにしてください。
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