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台風6号の次にも注意
新たな熱帯低気圧が発達の可能性

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2023/08/06 18:04 ウェザーニュース

台風6号は9日(水)頃に九州にかなり近づく予想で、西日本を中心に大雨のおそれがあります。台風とは別の熱帯低気圧も発生しており、今後の動向に注意が必要です。

熱帯低気圧周辺は海面水温が高い領域

気象衛星による雲画像に風の流れの重ねると、奄美地方にある台風6号の渦の東側に、別の小さな渦があります。今日の未明に発生した熱帯低気圧です。

現時点ではほとんど停滞しており、発達した積乱雲はまだバラけていて、それほどまとまっていません。ただ、熱帯低気圧の周辺の海面水温は、29~30℃と高く、風などの条件が揃えば発達を始めるとみられます。

台風勢力まで発達を予測するシミュレーションも

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週間天気図
複数の気象予測モデルによるコンピュータ・シミュレーションで、熱帯低気圧の発達が予想されており、週の中頃から後半にかけては台風勢力まで発達する可能性があります。

台風6号が抜けた後、太平洋高気圧の縁に沿って北上することも考えられるため、今後は熱帯低気圧の動きにも注意が必要です。
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