台風3号(グチョル) 日本の東で温帯低気圧に変わる
2023/06/13 03:40 ウェザーニュース
6月13日(火)3時、台風3号(グチョル)は日本の東で温帯低気圧に変わりました。
今後、温帯低気圧は日本からは離れますが、伊豆諸島南部や小笠原諸島では今日昼頃にかけてうねりを伴ったしけが続く見込みです。海岸では高波に注意してください。
東日本〜西日本の太平洋側のうねりによる波の高い状態は、今夜までに解消する見込みです。
▼台風3号 6月13日(火)3時
中心位置 日本の東
移動 北東 35 km/h
中心気圧 990 hPa
最大風速 20 m/s
» 最新の台風情報
台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率はが0.5%以上の地域は以下の通りです。(気象庁)
東京都 9 %
伊豆諸島南部 3 %
小笠原諸島 9 %
予報円の大きさは「強さ」や「大きさ」とは関係ない
今回の台風では進路図に破線の円で示された「予報円」が大変大きいことが特徴です。5日先にかけて、気象庁の台風予報の中では5段階の最大の大きさ(Cランク)となっています。
この予報円の大きさは、台風の強さや大きさを示しているのではなく、進路の不確実さの度合いを表しています。
気象庁の現在の定義では、予報円は台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を示していますので、この円が小さいと予報の信頼度が高い、この円が大きいと予報の信頼度が低いと読み取ることが出来ます。
台風情報を正確に理解して、適切な防災行動・避難行動をとれるようにしましょう。
台風の発生が増え始める時期
今年は4月に台風1号、5月に台風2号が発生していて、この台風3号の発生はおよそ半月ぶりになります。
6月の台風発生数の平年値は1.7個で、台風の発生が増え始める時期です。梅雨前線の活動も活発になってくる時期ですので、台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風3号の名前「グチョル(Guchol)」はミクロネシアが提案した名称で、ヤップ語でウコン(ターメリック)を意味する語からとられています。