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台風の影響で梅雨前線が活発化 太平洋側で12日(月)にかけ大雨のおそれ

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2023/06/10 18:10 ウェザーニュース

明日6月11日(日)から明後日12日(月)にかけて、本州の南海上に停滞する梅雨前線に向かって台風3号方面から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となります。

西日本の太平洋側では大雨による災害に警戒が必要で、場合によっては線状降水帯が形成される可能性もあります。東海や関東も激しい雷雨となるおそれがあります。
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西日本の太平洋側は総雨量200mm超見込み

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桃色の着色領域は暖かく湿った空気の予想
今日10日(土)は梅雨前線が九州の南〜関東の南に停滞していて、九州南部では朝から強い雨が降っています。

今夜からは台風3号の周囲を吹く湿った風の梅雨前線への流れ込みが強まって、前線付近で雨雲が発達しやすくなる見込みです。明日11日(日)にかけて、九州や四国、近畿では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雷雨となるおそれがあります。

明後日12日(月)までの総雨量は200mm以上となる所もある見込みで、大雨による土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水などに警戒が必要です。

線状降水帯が形成される可能性も考えられ、その場合はさらに雨量が増えるおそれもあります。
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東海や関東も激しい雷雨に注意

東海や関東でも、11日(日)〜12日(月)にかけて発達した雨雲が広がるようになります。局地的に雷を伴った激しい雨となるおそれがあります。急な雨の強まりによる道路冠水などにお気をつけください。

東海や関東では、先週の記録的な大雨や、今週降った雨の影響で地盤が緩んでいるところがあります。平常時よりも少ない雨量でも土砂災害等が発生しやすくなっているため、地盤の緩い傾斜地など危険な場所には引き続き近寄らないようにしてください。
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