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台風3号 梅雨前線を刺激し11日(日)〜12日(月)に本州で大雨のおそれ

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2023/06/10 16:56 ウェザーニュース

6月10日(土)15時現在、強い台風3号(グチョル)はフィリピンの東を進んでいます。

今夜以降、11日(日)〜12日(月)にかけては本州付近に停滞する梅雨前線に湿った空気を送り込み、西日本や東日本で雨が強まるおそれがあるため警戒が必要です。

▼台風3号 6月10日(土)15時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北北東 15 km/h
 中心気圧   970 hPa
 最大風速   40 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 55 m/s
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台風本体は12日(月)〜13日(火)に伊豆諸島の南を通過

台風3号はこの先次第に進路を北東に変え、伊豆諸島方面に進む見込みです。既に発達のピークを越えていて、今後は次第に海水温の低い領域に進むことから次第に勢力を落とし、12日(月)〜13日(火)に伊豆諸島の南を通過する頃には温帯低気圧の性質に変わり始める見込みです。

伊豆諸島南部では台風本体の雨雲がかかる可能性があるため、念のため風雨の強まりに注意してください。
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台風の北上前に西日本や東日本で雨量かさむおそれ

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上空の気圧の谷の接近や、本州の南に停滞する梅雨前線に向かって台風3号方面から暖かく湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が非常に不安定となり、今夜〜明後日12日(月)にかけて発達した雨雲が九州から関東にかけての太平洋側を通過する可能性があります。

活発な雨雲の通過時には激しい雨が降り、雨量がかさんで局地的には24時間に200mm前後の大雨となるおそれもあります。低地の浸水や河川の増水、土砂災害等に警戒が必要です。
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先週の記録的な大雨や、今週降った雨の影響で地盤が緩んでいるところがあります。平常時よりも少ない雨量でも土砂災害等が発生しやすくなっているため、地盤の緩い傾斜地など危険な場所には引き続き近寄らないようにしてください。
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台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風3号の名前「グチョル(Guchol)」はミクロネシアが提案した名称で、ヤップ語でウコン(ターメリック)を意味する語からとられています。

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