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台風2号と梅雨前線による大雨の振り返り(2023年6月1日〜3日)

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2023/06/05 12:09 ウェザーニュース

6月1日(木)〜3日(土)にかけては、沖縄には台風2号が直撃、本州では、台風からの湿った空気の影響で梅雨前線の活動が活発になり、線状降水帯が発生するなど各地で大雨による大きな被害が発生しました。ウェザーニュース for businessのコンテンツとともに、今回の大雨の影響を振り返っていきます。

【大雨の原因】南からの風で梅雨前線に水蒸気が次々流入

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2日(金)13時頃の発表情報
今回の大雨の原因は、台風2号と太平洋高気圧の間を吹く風が、大量の水蒸気を梅雨前線に向かって送り込み、前線の活動が活発になったためです。
上図では、九州の南を進む台風2号と太平洋高気圧の間に赤色やオレンジ色で示された風の強い領域がみられます。この強い南風が日本付近に停滞する梅雨前線に向かって大量の水蒸気を送り込んでいました。
※ウェザーニュースアプリの「レーダー」に「風モード」が新たに加わりました。風の影響が気になる際には、ぜひこちらをご確認ください。
» アプリ レーダー風モード ウィンドフロー» レーダー風モード ウィンドフロー
※風レーダーの表示にはアプリver.5.34.0以上が必要です。

各地で記録的な大雨に

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また、高知・和歌山・奈良・三重・愛知・静岡では数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞して非常に激しい雨を降らせる、「線状降水帯」が発生しました。

上の図は、アメダスによる24時間降水量の最大値です。今回、24時間降水量が全国で最も多くなったのは、静岡県浜松市天竜区にあるアメダス春野の500.5mmです。神奈川・静岡・愛知・三重・和歌山・高知といった太平洋側の地点で24時間降水量が400mmを超えたところが多く、三重県鳥羽市の鳥羽では490.5mmを観測しました。鳥羽は1977年からの観測史上1位の値を更新しており、6月の降水量の平年値は264.3mmですので、月の降水量の2倍近い雨が、たった24時間で降ったことになります。

▼24時間降水量の最大値
 1位  静岡県・春野  500.5mm
 2位  静岡県・熊   497.5mm
 3位  三重県・鳥羽  490.5mm
 4位  静岡県・高根山 478.5mm
 5位  静岡県・天城山 458.5mm

大雨閉店判断の情報も

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ウェザーニュース for business「今日・明日の大雨閉店判断」より
ウェザーニュース for businessでは、「今日・明日の大雨閉店判断(前後24時間の積算雨量)」の情報として、現在を基準に前後24時間における積算雨量をご確認いただけます。今回の大雨でも、四国・近畿・東海・関東の広範囲で警戒レベルを事前に発表しました。(こちらの情報は、お客様によって表示の有無が異なります。)

この情報は、令和2年7月豪雨などの過去の被害履歴から営業継続のリスクあり(=24時間300mm降雨を超過)をWNIが独自算出しています。超過予測と実況を警戒とし、何時に300mmを超えるかどうかで事前対策と行動を取ることが可能になります。

各地で冠水・浸水も発生

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ウェザーニュースアプリを利用する会員のみなさんに、強雨による冠水の状況を伺いました。(調査期間:2023年6月1日〜3日、回答数:7,362人)
冠水なしの報告を除き、地図にプロットしてみると、「足首〜すね」の報告は高知県〜近畿、東海、関東を中心に多数の報告が届き、雨量の多かった地域と比例しています。

また、現地から冠水の状況や河川の増水状況などのこちらも多数の報告が届いています。
» 【写真】近畿・東海の大雨被害
» 【写真】関東の大雨被害

河川の氾濫も発生

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ウェザーニュース for business「河川水位情報(愛知県豊川の情報)」より
今回、雨量の多かったエリアでは河川が増水し、和歌山県の亀の川や岐阜県瑞浪市の土岐川、静岡県磐田市の敷地川などでは氾濫が発生しました。その他にも、東京の目黒川など含む多数の河川が増水して、氾濫危険情報(警戒レベル4相当)なども発表がありました。

ウェザーニュース for businessの河川水位情報では、河川のライブカメラとともに河川の水位状況をリアルタイムでご確認いただけます。今の川の様子と平常時の川の様子とライブカメラで比較できまので、大雨時などの状況把握にご活用ください。

交通機関にも影響大

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ウェザーニュース for business「鉄道への影響予測」「道路への影響予測」より
今回の大雨で、交通機関にも大きな影響が出ました。高速道路では、東名高速道路・新東名高速道路・中央自動車道・伊勢道・阪和道など広範囲で通行止が発生しました。
また、鉄道でも東海道新幹線が長時間にわたり運転見合わせ、東海エリアの在来線、関東でも南部を中心とする路線、近畿や四国の路線でも運転見合わせが多数発生しました。

ウェザーニュース for businessでは、大雨による鉄道・道路への影響予想を72時間先までご確認いただけます。物流やスタッフの出退勤への影響などの参考にお役立てください。

今週から来週にかけても大雨の可能性あり

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前12時間降水量の予測
今週前半は日差しが戻るものの、8日(木)から10日(土)にかけては梅雨前線や低気圧の影響で、強雨となるエリアが出てきそうです。さらに、11日(日)の天気図に注目していただくと、沖縄の南にはまとまった雨雲が見られます。まだ確実性は低い状態ですが、台風に発達して台風2号と同じようなルートを辿る可能性も考えられ、梅雨前線の活動が活発になり今回と同じような場所で大雨になるリスクがあります。随時、最新の情報をこまめにご確認ください。

また、今のうちに改めて職場の備えや業務への影響など見直しをお願いします。