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梅雨前線による大雨で400mm超の所も
今夜から明日朝も災害に警戒

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2023/06/02 15:06 ウェザーニュース

今日2日(金)は梅雨前線に向かって南から水蒸気が次々に流れ込み、西日本、東日本の広い範囲で大雨になっています。線状降水帯が形成されて降りはじめからの雨量が400mmを超えた所があり、一部の地域には警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されました。
線状降水帯発生状況·気象予報士解説（会員向け）

和歌山県の一部に警戒レベル5の緊急安全確保

梅雨前線の周辺やその南側で雨雲が発達し、西日本の太平洋側には線状降水帯が形成されました。局地的には1時間に80mmを超えるような猛烈な雨を観測しています。

四国から東海にかけて雨量が増加しており、15時00分までの24時間雨量は、高知県土佐清水市・三崎で405.0mm、三重県熊野市・熊野新鹿で333.5mm、和歌山県那智勝浦町・色川で292.0mmを観測しました。

和歌山県内では大雨による災害の危険性が高まったとして、海南市などが警戒レベル5の「緊急安全確保」を発令しています。また、近畿や東海を中心に河川の水位が非常に高く、氾濫のおそれがある状況です。
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東海や関東はこれからが雨のピーク

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2日(金)夜の天気図と雨雲の予想
梅雨前線は今夜から明日3日(土)にかけてゆっくりと南下する見込みです。近畿や東海では今夜にかけて、関東甲信では明日朝にかけて雨雲の発達しやすい状況が続き、局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降る可能性があります。

東海や関東ではこれからが雨のピークで、静岡県や愛知県東部、長野県南部の山沿いではこれまでの雨に加えて、さらに200mm前後の雨が降る予想です。関東でも広い範囲で100mm前後に達するとみられます。線状降水帯が形成された場合は、さらに雨量が増える見込みです。

短時間の激しい雨による道路冠水や、総雨量の増加による土砂災害、河川の増水、氾濫などのおそれがありますので、警戒が必要です。夜間に災害が起こることも考えられますので、暗くなる前に安全な場所に避難するようにしてください。
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