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四国で線状降水帯が形成され100mm/h近い雨
土砂災害に厳重な警戒を

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2023/06/02 09:14 ウェザーニュース

四国の太平洋側では雨雲が発達し、線状降水帯が形成されています。1時間に100mm近い雨の降っている所があり、土砂災害の危険度が高まっている状況です。
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» 線状降水帯発生状況·気象予報士解説(会員向け)

梅雨前線に向かって南から非常に湿った空気が強く吹き込んでいます。中国地方に伸びる梅雨前線とは別に、四国の太平洋沿岸のシアーライン(風の流れが変化する境界線)で雨雲が発達し、線状降水帯が形成されました。

高知県を中心に雨が強まっていて、土佐清水市・三崎では8時50分までの1時間に92.5mmの猛烈な雨を観測しています。高知県を含む四国の太平洋側では断続的な雨によって土砂災害の危険度が高まっており、一部の地域に土砂災害警戒情報が発表中です。
» 現在の土砂災害危険度

四国では15時頃にかけて雨の強まりやすい状況が続く見通しで、土砂災害に加え、河川の増水や低地の浸水などのおそれがあります。雨の強い時は無理な外出を避け、安全な所で過ごすようにしてください。
» 大雨ピンポイント影響予測(会員向け)