進路のカギを握る高気圧
台風2号は27日(土)時点では高気圧の周囲をまわる風の流れに乗って、東から西に移動しています。明日28日(日)頃にかけてはこのまま足早に西進する予想です。
しかし、西進した先は高気圧が進路を塞いでいるため次第に減速し、こんどはゆっくりと北上をはじめる予想です(記事冒頭の図)。秋の台風を押し流すジェット気流は北日本付近を流れているため、この時点ではジェットに乗ることはできない予想です。
しかし、西進した先は高気圧が進路を塞いでいるため次第に減速し、こんどはゆっくりと北上をはじめる予想です(記事冒頭の図)。秋の台風を押し流すジェット気流は北日本付近を流れているため、この時点ではジェットに乗ることはできない予想です。
5日先までの予報は確度高いが…
6月1日(木)頃にかけては沖縄の南をゆっくりと北上する状況が続く可能性が高く、進路予想の確度はかなり高くなっています。
一方、その後は台風を移動させる上空の風が弱いために、進路の予想が非常に難しくなっています。高気圧の縁に沿って北東に移動し始める可能性も、そのまま数日間沖縄周辺で迷走する可能性も、ともに考えられる状況です。
一方、その後は台風を移動させる上空の風が弱いために、進路の予想が非常に難しくなっています。高気圧の縁に沿って北東に移動し始める可能性も、そのまま数日間沖縄周辺で迷走する可能性も、ともに考えられる状況です。
世界の気象機関の予測
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらのメンバーを比較すると、沖縄の南に進む所までは予測の誤差がほとんどない状態で予報の正確性が高いといえますが、その後は沖縄周辺で複雑な動きが予測されていて、半数程度のメンバーは本州の南を北東進する予想となっています。
日が近づくにつれて誤差は縮小し予測が定まってくる見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。
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これらのメンバーを比較すると、沖縄の南に進む所までは予測の誤差がほとんどない状態で予報の正確性が高いといえますが、その後は沖縄周辺で複雑な動きが予測されていて、半数程度のメンバーは本州の南を北東進する予想となっています。
日が近づくにつれて誤差は縮小し予測が定まってくる見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。
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