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台風2号(マーワー) 週末は905hPaまで発達か 来週は進路に注意を

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2023/05/25 10:30 ウェザーニュース

5月25日(木)9時現在、非常に強い台風2号(マーワー)はマリアナ諸島で発達中です。今週末はフィリピンの東で中心気圧905hPaの猛烈な勢力になる予想です。

来週は沖縄の南に進み、沖縄の一部が暴風域に入って風雨や高波等の影響が出る可能性があるため、早めの備えが必要です。

その後の進路はまだ特定することが難しいため、今後の台風情報に注意するようにしてください。

▼台風2号 5月25日(木)9時
 中心位置   マリアナ諸島
 大きさ階級  //
 強さ階級   非常に強い
 移動     西北西 10 km/h
 中心気圧   925 hPa
 最大風速   50 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 70 m/s
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沖縄では週末から大しけに

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ひまわり9号 トゥルーカラー再現画像(ウェザーニュース作成)
衛星画像を見ると、一昨日23日(火)と同様に中心に明瞭な台風の目がみられ、再発達が始まっている様子がわかります。

この先、高い海面水温や上空の風の流れが台風の発達に適した環境を進むため、さらに発達して猛烈な勢力となる見込みです。発達のピークとなる27日(土)から28日(日)には中心気圧が905hPa、中心付近の最大風速は55m/s、最大瞬間風速は80m/sに達する予想となっています。
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台風の勢力が猛烈になるため、接近前の今週末から沖縄や奄美の海上は大しけとなるおそれがあります。

沖縄ではすでに海開きが行われ海水浴が可能なシーズンになっていますが、今週末は海でのレジャーは控えたほうが良さそうです。
» ウェザーニュース マリンCh. 波の予想

世界の気象機関の予測

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参考 世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果
この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、フィリピンから沖縄の南まで進んだ後、西に進むものや、北から北東へ転向するものなど進路のばらつきが大きくなっています。高気圧の勢力や上空の気圧の谷の動きによって、台風の動きは変わってくる見通しです。

日が近づくにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。
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台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
 宮古島地方   11 %
 八重山地方
  石垣島地方  19 %
  与那国島地方 15 %
» アプリ 雨雲レーダー台風モード» 雨雲レーダー台風モード

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。

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参考資料など

気象衛星可視画像:NICT-情報通信研究機構