海面水温の高い海域を進み、さらに発達する見込み

昨日は勢力が急速に発達し、台風の目がかなり明瞭になりました。台風の目の周辺には「壁雲」と呼ばれる極めて発達した積乱雲群が形成されていましたが、現在は壁雲が崩れてしまいました。これは「eye-wall replacement cycle(ERC)」と呼ばれ、猛烈な勢力もしくはそれに近い勢力まで発達した台風にみられる特徴的な変化です。
今後は、海面水温が30℃近い海域を進むため、さらに発達するとみられます。明日には猛烈な勢力に発達し、その後は一時的に勢力を落とすタイミングがあるものの再発達して、28日(日)3時には中心気圧が900hPa、中心付近の最大風速は60m/s、最大瞬間風速は85m/sに達する予想です。
今後は、海面水温が30℃近い海域を進むため、さらに発達するとみられます。明日には猛烈な勢力に発達し、その後は一時的に勢力を落とすタイミングがあるものの再発達して、28日(日)3時には中心気圧が900hPa、中心付近の最大風速は60m/s、最大瞬間風速は85m/sに達する予想です。
世界の気象機関の予測

この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路にはかなりの幅があるということをイメージするために掲載しています。
これらのメンバーを比較すると、このあとは西寄りに進路を取り、フィリピンから沖縄の南に進む傾向で揃っています。その後は西に進むものや、北へ転向するものなど進路のばらつきが大きくなり、日本列島に影響するかは現時点ではまだはっきりしません。ただ、ウェザーニュースで世界の熱帯低気圧を監視しているグローバルストームセンターによると、昨日よりも北へ転向する予想をするシミュレーション結果がやや増えているとのことです。
日が近づくにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。
>>アプリ ピンポイント週間天気予報
これらのメンバーを比較すると、このあとは西寄りに進路を取り、フィリピンから沖縄の南に進む傾向で揃っています。その後は西に進むものや、北へ転向するものなど進路のばらつきが大きくなり、日本列島に影響するかは現時点ではまだはっきりしません。ただ、ウェザーニュースで世界の熱帯低気圧を監視しているグローバルストームセンターによると、昨日よりも北へ転向する予想をするシミュレーション結果がやや増えているとのことです。
日が近づくにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後も随時新しい情報を入手するようにしてください。
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台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。
台風2号の名前「マーワー(Mawar)」はマレーシアが提案した名称で、マレー語の「ばら」を意味する語からとられています。
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